王が庶子に意見を求めたら笑われる!と敬遠する世祖に亀城君@孫の手係が、
「ハン・ミョンフェを辞めさせる妙案をもっている」とユ・ジャグァンを紹介。
世子(後の睿宗)に譲位して承旨たちに六曹を握らせる方法を提案された世祖は
ユ・ジャグァンのことを大層お気に召して大殿への出入りを許しました。
「世子は長生きできない!本来なら月山君が王!と粋嬪ハン氏が言っている」、
「粋嬪がミョンフェとつるんで王位を狙っている」という噂(というか事実)が流れ、
憤った王妃(貞熹王后)が粋嬪ハン氏の宮殿への出入りを禁止しました。
義母上を見くびっていた、コトを急ぎすぎた・・・と粋嬪が唇をかみます。
その王妃は粋嬪やハン・ミョンフェを牽制して世子の立場を磐石にするのに必死。
王子を産んだハン昭訓(ソフン)を世子妃にしてくれと頼むも世祖はまた無視します。
領議政辞職を決めたハン・ミョンフェは「これも粋嬪様を守るため」だと伝言。
思政殿で世祖と向き合うと、職田法・号牌法や軍役を平等にしたことに触れます。
官僚をないがしろにしたことをチクリと責め、「公平と均衡を保つのは別」と話し、
殿下に思うような政治をおこなっていただくために職を辞しますと宣言。
功臣たちは富のために粛清に参加したとお思いですか?と情に訴えて去りました。
世祖は単純なホン・ユンソンをおだてて五衛都管(都の警備の要職)に任命。
新しい領議政にファン・スシン(世宗時代の名臣ファン・ヒの息子)を据えました。
物静かで敵は少ないが財物に執着する性格で父ほどの名声はなかったという彼は
承旨に六曹を管理させる(=王が直接政治を指揮する)という世祖の方針を了解。
承政院が大幅改編され、ユン・ピルサンが都承旨となり刑曹を任されました。
そして戸曹を管轄する左承旨はオ・セゴン、礼曹を管轄する右承旨にはイ・ボン、
工曹を管轄する右副承旨はクォン・メンヒ、兵曹を管轄する同副承旨はイ・グクチュン、
六曹の中で最高位の吏曹を任される左副承旨にはハン・チヒョン(粋嬪従兄)が。
「次の王が誰かが再びわからなくなった」という印象の人事だったそうです。
これならハン・ミョンフェに任せたほうがマシだわ!と亀城君を責める王妃。
粋嬪様をなぐさめるためでは?と亀城君が世祖の真意を推測しています。
粋嬪はどうしている?と世祖に聞かれた左副承旨ハン・チヒョンが、
噂は自分のせいだとおっしゃって謹慎中ですと答えると世祖は気の毒がり、
世子は身体が弱いと嘆いたあとで月山君と者山君の健康について尋ねました。
そして粋嬪ハン氏を呼ぶと、一生食べていけるだけの土地の権利書を渡します。
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