泣き崩れる廃妃ユン氏の哀れな姿が、パク内官や尚宮たちの涙を誘います。
成宗からの伝言があると期待して迎えたユン氏に下賜されたのは、
ユン家の暮らしを思いやるやさしい新王妃(貞顕王后)からの宝石でした。
私達が楽をするわけにはいかないとユン氏は本当に殊勝な心から受け取りを拒み、
ついでにちょっぴり成宗への恨みごとを口にしました。
ここのところ具合が悪い大王大妃(貞熹王后)が仁粹(インス)大妃に、
ユン氏の罪を水に流して離宮に住ませてやってほしい・・・と「死ぬ前のお願い」。
成宗と王妃も同じ考えですが、もちろん大妃にそんなつもりはありません。
そこへ、もともとは自分の物だったと言ってユン氏が宝石を突き返しただの、
世継ぎが即位したらタダじゃおかない!と抜かしただのとパク内官が報告。
何かの間違いですわと王妃がかばうも、大妃と成宗はさもありなんと憤ります。
化粧して礼服を着ていたそうですわとさらに大妃に吹き込むチョン&オム貴人を、
いい加減になさい!身支度して迎えるのは当然です!と月山夫人パク氏がピシャリ。
キム・チョソン内官と月山夫人はパク内官の言葉を疑っているようですね。
療養先であるカン・ヒメンの家で母と子が勝手に対面するのを防ぐために、
仁粹大妃が世継ぎである王子ユンを真夜中の宮殿へと連れ戻しました。
生母といわれても王妃になじめず、祖母(大妃)をこわがりまくる王子ユン。
前話では「生みの親より育ての親」、今回は「血は水よりも濃し」と勝手な大妃。
武術のたしなみがなく学問も進んでいない人見知りする孫にイラつきつつ、
これから教えればいいことよ♪世継ぎなのですから♪と案外楽観的です。
仁粹大妃が最後の詰めに入ったのだとユ・ジャグァン(武霊君)が推測したとおり、
大妃がハン・ミョンフェ(上党君)と領議政チョン・チャンソンを呼んで作戦開始。
私が死んだらユン氏は大喜びするわよね~(=始末なさいよ!)と話しました。
その恐ろしい命令にチョン・チャンソンはよろけて大妃殿の階段を踏み外し、
帰宅したハン・ミョンフェは「三代皆殺し」の覚悟を家族に伝えます。
キム・チョソン内官が、信頼できる女官としてチェ尚宮を成宗に推薦。
ユン家に赴いたチェ尚宮に、ユン氏が白装束姿でせつせつと過去を詫びます。
ですが、大妃からのご褒美としてチョン&オム貴人に金品を貰っていたチェ尚宮は
「死んで怨霊になり呪ってやる!とユン氏が白装束を着ていた」と報告しました。
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