体調を崩して死期を悟ったらしい成宗が、仁粹(インス)大妃に必死に頼みます。
「私も母上もあの人(ユン氏)に借りがあります、どこの王が正室を殺しますか?
母親のいないあの子にやさしくしてあげてください、支えてください・・・」。
廃妃のことを決して口にするなという遺言を成宗はすでに用意しており、
世子が顔も知らない母に愛情を持ったり復位させたりはしないだろうと説得します。
ムッス~ッと不機嫌になった仁粹大妃がシン氏(ユン氏母)の存在を突如思い出し
流刑先の長興(チャンフン)を探させるとなんと行方をくらましていました。
手入れを禁じられて荒れ果てた娘の墓にすがってシン氏が泣いていると、
イム・サホンの使用人であるトクチュンが現れ、家にかくまってくれます。
晋城(チンソン)大君が10歳になったら大妃は晋城大君を選ぶだろうから
世子様には殿下を必ず看取らせてください・・・と世子妃シン氏に助言する兄スグン。
貞顕王后は晋城大君に「大妃の前では学んでないふりをしろ」としつけています。
イム・サホンとユ・ジャグァンは、崩御を心待ちにしているようですよ。
成宗が危篤と聞いても、すぐに見舞いに行かず拗ねて飲んだくれる世子。
やっとこさ大殿に行くと、仁粹大妃が他の人の面会をシャットアウト中でした。
大妃は息子と二人きりのラブラブ空間で手を握って甲斐甲斐しく世話を焼きつつ、
「私は元来気丈ではない」とかワケのわかんないことを言って“弱い母”を熱演。
ユン氏のことを悔やんでみせたのはやはり作戦だったようで、
声を荒げたり泣き落としたりしながら世子を廃位させようとします。
父の見舞いから締め出された世子は、ムシロを引いて席藁待罪を始めました。
世子様に何をさせてるの!?父王を見舞わせるべきでしょう!と、
大殿にかけつけてきた王大妃(安順王后)がそのようすを見て激怒。
後で仁粹大妃が思いっきり王大妃を睨みつけていました~。
そして大殿で世子ユンと二人きりになった成宗は、
決してお祖母様には逆らうな・・・と声を振り絞りながら命じるのでした。
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