六臣につづき、キム・ムンギ、ソン・スン、クォン・ジャシンらも刑に処され、
追従した者も大々的に粛清。六臣たちの家族は官僚の奴婢にされました。
パク・ペンニョンとキム・スンギュの妻は領議政チョン・インジに与えられ、
ソン・サンムンの妻と娘ヒョオクは雲城(ウンソン)府院君パク・チョンウに、
クォン・ジャシンの妻と娘クドクは中枢院使(チュンチュウォンサ)クォン・ジュンに、
ソン・スンの妻はイ・フンサンに。すでに癸酉靖難(ケユジョンナン)で処された
ミン・シンやイ・ヒョルロの妻や側室も功臣たちに分け与えられたそうです。
一方で、ホン・ダルソンが兵曹判書に、ホン・ユンソンが兵曹参判に出世。
ファン・ヒョウォン(ファン舎人だった人?)も吏曹参議になりました。
計画を密告したキム・ジルは世祖に礼を言われて判軍器監事に昇進。
功臣を冷遇した隙をついて学者が恩を仇で返そうとした!残党も始末せよ!と
お怒りの世祖は“逆臣の温床”である集賢殿を廃して書物を芸文館に移させます。
上王・端宗への怒りがおさまらない世祖を孝寧大君が必死にいさめたその夜、
激しい雷が鳴り響き、キム・ジャンスという門番にド命中して落雷しました。
固い絆で結ばれたはずなのに最近ボクちゃんに冷たいなり!(意訳)と怒鳴られた
左承旨ハン・ミョンフェが「しゃーないなー」と謝罪してあげると世祖が笑い、
片時も離れちゃいやん♪と都承旨に任じてくれました。二人の蜜月の再来でーす。
世祖は府院君ソン・ヒョンスとイ・ゲジョン(イ・ゲ叔父)の潔白を認め、
右賛成チョン・チャンソンを佐翼(チャイク)功臣の三等から二等に、
娘婿のキム・ジルを二等に任じました。密告してよかったですねえ~。
粛清をやめ、善政に務めた世祖でしたが、王位を奪った不道徳さは綻べず、
上王・端宗の命を縮めるべく罠を張ったそうです。その第一歩が昌徳宮の包囲。
端宗が誰かにそそのかされないようにとの名分で事実上の幽閉が始まりました。
側室ヒャンイはハン・ミョンフェのご本宅を立派な瓦屋根の家に引越し手配。
そして桂陽君夫人は相変らず世子妃ハン氏の部屋に入り浸ってますね~。
病弱な世子は王妃(貞熹王后)に「私が上王様を訪ねます・・・ゲホゲホッ」。
左議政ハン・ファク(ハン姉妹父)も明からの帰路で病にかかってしまい、
世子妃は従兄弟のハン・チヒョン(希楽堂~♪)を父のもとへ遣わせました。
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