形式的な慰留はいらん!と譲位したがる世祖に領議政チェ・ハンだけが強く反対。
反対するなら辞職しろ!とまで言われても頑なに譲位に賛成しません。
これを機に亀城君を領議政にして古い官僚を追い出しては?とユ・ジャグァンが提案。
朝廷を一新しなければまたハン・ミョンフェが権力を握る!と亀城君に警告します。
そんなユ・ジャグァンに、白頭山に登って作った詩を工曹判書ナム・イが見せました。
後にこの詩を利用してナム・イを謀反人に仕立てるユ・ジャグァンは、
亀城君の出世を匂わせてナム・イのライバル心をあおって帰ると、
次は上党君ハン・ミョンフェを訪ねて亀城君とナム・イの悪口を吹き込みました。
目も耳も悪くなってねえ~・・・とハン・ミョンフェがしたたかに煙に巻いてます。
殿下は亀城君を信頼しすぎています!と大殿に乗り込んで諫言したナム・イを、
亀城君とそなたに世子を任せたいのに仲間割れしやがって!と世祖が激昂して投獄。
若造たちも中身はハン・ミョンフェと変わらない・・・と愕然とした世祖は辞令を出し、
左議政にホン・ダルソン、戸曹参判にハン・チヒョン(粋嬪従兄)を任じましたが、
その後もころころと人事を異動させ続けて功臣たちを追いやりました。
投獄されていたナム・イは、亀城君が世祖にとりなして釈放されます。
どうせなら参判でなく判書にしてくれたらいいのにねえ~と話す粋嬪ハン氏に、
世祖が土地や作物などの莫大な財産を下賜したとハン・チヒョンがしらせます。
百万石でもうれしくない!ほしいのは王座!と相変らずな粋嬪ハン氏でしたが、
戸曹に入って調査したチヒョンが国の財産事情について教えます。
実は功臣たちは優良な土地を隠し持っているから世子は長くは君臨できない、
このたび世祖が粋嬪に贈ったのは所有している土地の半分以上だ・・・と。
じゃあお礼に行かなきゃね~とニヤリとして宮殿に向かった粋嬪ハン氏は、
ハン昭訓が懐妊したことやイム尚宮が処罰されたことを中宮殿で知ります。
殿下が土地をくださったのを訓示と思い田舎へ引っ込もうかしら・・・、
そなたに王妃様や弟のことを頼みますよ・・・としおらしくハン昭訓に告げます。
大殿では、王たる者の心得を世子に言い聞かせていた世祖が気を失いました。
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