王子を産んだハン昭訓を世子妃にしてほしいという王妃(貞熹王后)の頼みを、
北方で乱が起こっているのに慶事なんてできぬ!とまた世祖がはねつけています。
世継ぎを整えておきたいと思いそうなのに、なにか理由があるのでしょうか?
ハン・ミョンフェとシン・スクチュの救命を願う者はおらず、功臣たちも動きません。
もしミョンフェが謀反を企んだとしたならば(企んではいませんが)
王に推戴しようとしたのは必然的に婿の者山君ということになってしまうため、
ぜったいにミョンフェを救わなければ!と粋嬪ハン氏が作戦を練り練り。
ミョンフェもスクチュも処分されちゃうのでは?と心配するハン・チヒョン(従兄)に、
宮中に幽閉ということは義禁府よりはるかに待遇がよいのですよ♪とニヤリ。
案の定、世祖は息子シン・ミョンの戦死をすぐさまスクチュに伝えさせています。
本当はミョンフェたちを疑ってないのですよね?そろそろ解放すべきです・・・と
天邪鬼じじいを転がす術をよく知っている粋嬪ハン氏が世祖に迫りました。
政治に口を出すな!出入りを禁じます!とそんな嫁の行動に王妃はお怒り。
やさしい世子(後の睿宗)は息子を守ろうとする粋嬪ハン氏を庇ってやります。
北方では、イ・シエが民を取り込んで反乱を続けていました。
反乱軍か良民かの区別が難しい・・・と亀城君はなかなか兵を動かしません。
「そのうち王命が届く」と余裕の構えなので、あらかじめの作戦があるようです。
都では、ユ・ジャグァンの入れ知恵に従い、世祖が親征(自ら出陣)を宣言。
そのユ・ジャグァンは、官職のない者は大殿に入れません!と部屋に入ろうとせず、
地位を直接ねだられたのは初めてだワッハッハ~と世祖に心意気をほめられ、
兼司僕(キョムサボク=王の精鋭親衛兵)の職を瞬時に与えられました。
ミョンフェとスクチュの処分に反対する孝寧大君が世祖を説得にかかります。
「殿下が王になったのも安平大君や錦城大君や魯山君が亡くなったのも定めです。
でも二人のおかげで王になれたのです、殺してはなりません・・・・」
スポンサード リンク