ハン・ミョンフェとシン・スクチュにまで裏切られたら誰を信じればよいのだ~と
粋嬪ハン氏のようすをチラチラとうかがいながら大げさにオヨヨ泣きする世祖。
世子(後の睿宗)に強固な王権を譲りたい、孫は守ると約束しよう・・・と言うと、
ならば者山君を世孫にしてください!と粋嬪ハン氏にお願いされちゃいました。
「世子の息子は側室(ハン昭訓・後の安順王后)の息子なので庶子だけど
懿敬(ウィギョン)世子が東宮にいたときに産まれた者山君は正統性抜群!」
というのが粋嬪ハン氏の言い分なのですが、もちろん世祖は認めてくれません。
じゃあどうせ長生きできない孫二人は殿下が殺してくださいと粋嬪ハン氏。
ミョンフェとスクチュを生かせておけば安心なのか・・・?と世祖が確認しました。
一人になった世祖が明に行ったときの出来事をチョン・ギュン内官に話します。
・・・・・・それとなく粛清のことを匂わせたらスクチュが拝礼してこう言った。
「歴史というのは現実の積み重ねだが、その向かうべきところは理想の世界」。
真面目な学者だったスクチュは節操を曲げて現実に従うことに苦しんだだろう・・・。
義禁府(牢)のスクチュの様子を見てこいと都承旨ユン・ピルサンに命じる世祖。
王が自分を案じていると知ったスクチュは感激に震えて拝礼をしました。
やっぱりあいつは忠臣!仮病を使ってるミョンフェとは大違いだ!と世祖は喜び、
老体では苦しいだろうから枷を緩めてやれ・・・と都承旨に指示します。
夜間は枷を緩めてやっているらしいのでご安心を・・・と都承旨が答えたその瞬間、
どっか~~ん!!!と世祖が大爆発。本当にややこしいおっさんですね。
義禁府提調キム・ギルトンとイ・ハムジャン、郎官のナム・ヨンシンが処されます。
そして、ファン・スシンが亡くなったので(いつ?)シム・フェが領議政に、
左議政はチェ・ハン、右議政にはなんとホン・ユンソン!!!が任じられました。
これは「功臣に功臣を始末させる」ための綿密な計算だと理解する粋嬪ハン氏。
その読みどおり、なぜミョンフェの処分を求めないのだ?と世祖が大臣に迫り、
スクチュとミョンフェを関雎殿(クァンジョジョン)に幽閉すると宣言。
銀川君(ウンチョングン)イ・チャンに見張らせ、外部との接触を断たせます。
北方では・・・、あの上書一枚で首陽(スヤン)の両腕がいなくなった!
今度は亀城君とシン・ミョンが戦ってくれるしな~!とイ・シエが大笑い。
そのシン・ミョンは、都へ戻らず果敢に咸興府(ハムンプ)に向かい、矢に射られます。
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