明に行く首陽(スヤン)大君は「人質同然」と巷で噂されているようです。
ハン・ミョンフェは友人で司僕寺(サボクシ)注簿(チュブ)のホン・ユンソンを、
明に連れて行けば役に立ちますよ!と首陽大君に引き合わせて推薦しました。
大酒飲みで腕っぷしの強い彼は、「乱暴で欲が深かった」と『実録』にあるとか。
兵権を握るミン・シンを同行させれば?と話すクォン・ラムに首陽大君が話します。
「殿下に信頼されている私を警戒することで、今は他の者たちが団結している。
私が都を離れれば誰もが殿下の歓心を買おうとしてバランスが崩れるだろう・・・」。
首陽大君の息子・桃源君(トウォングン)夫人ハン氏はハン・ミョンフェに米を贈り、
そのハン・ミョンフェは蔵にあるもの全てを配下の者に分け与えちゃいました。
え、私たちの分は・・・?(涙)と貧しく暮らす夫人ミン氏が嘆いていますよ。
「安平(アンピョン)大君も恵嬪ヤン氏も淑嬪ホン氏も信じてはなりません。
私を信じるように、公正無私な右議政キム・ジョンソだけを信じてください」。
自分の長期不在を不安がる甥の端宗に、首陽大君が言い聞かせています。
さらにチョン・ギュン内官には端宗の食事(の毒)に気をつけろと命じました。
首陽大君が明から帰って来れないと思っている永豊君(ヨンプングン=恵嬪息子)は、
嫡子(=格上)である首陽大君にぞんざいな態度をとり、母をたきつけています。
首陽大君から顧命謝恩使(コミョンサウンサ)の副使に推薦されたミン・シン。
とーっても嫌がっている彼に、親分のキム・ジョンソが明行きを命じます。
ある夜、譲寧(ヤンニョン)大君(世宗兄)が宮殿に乗り込んできて、
なぜ首陽大君を明に遣るのか?明に送ってはなりません!と反対を唱えました。
“声を聞くだけでも怖い”ほど苦手な大叔父に怒鳴られて、端宗がビビってます~。
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