<「王と妃」あらすじ 84話>

大変なことになった・・・と衝撃を受ける領議政チョン・インジと右賛成シン・スクチュ。
ほーら!だから処分しとくべきだった!とうれしそうな右議政チョン・チャンソン。
目撃談を持ち込んだ提学ユン・サユンはよりによって王妃(貞熹王后)の弟で、
外戚は出世させないという王妃の主義で日の当たらなかった人物でした。
上王・端宗を守ろうとする王妃の弟が告発者だったという皮肉なことの成り行きに、
世祖はこみ上げてくる笑いを隠し切れないほど喜んでいますが、
「無実かもしれないから手加減して尋問しろ」とカッコつけるのも忘れません。

が、都承旨ハン・ミョンフェは領議政チョン・インジに「徹底的な尋問を」と伝達。
上王・端宗は昌徳宮の見張りもはねのけて景福宮の大殿に乗り込むと、
義父上を助けてください!私を守ると言ったではないですか!と願いました。

ソン・ヒョンスとクォン・ワンは徹底的に痛めつけられ(ホン・ユンソン張り切る!)
観念したソン・ヒョンスは皆が望むとおりの謀反計画を自白します。
どうかご慈悲を・・・と願う王妃を、お前の弟が報告したのだ!と怒鳴る世祖。、
クォン・ワンは処刑してソン・ヒョンスの命は助けるつもりでしたが、
ソン・ヒョンスに賜薬を下すか上王を降格すべき!と都承旨ハン・ミョンフェが迫り、
世祖は端宗を上王の座から廃して魯山君(ノサングン)に降格すると決めました。

本当にめでたいわ・・・嬉しくて踊りだしたいほどよ♪と妖しく笑う世子妃ハン氏。
王妃は大殿の外で泣き崩れて抗議し、世祖にはねつけられています。

昌徳宮を出て普通の夫婦のように暮らそうと思っていた端宗でしたが、
大妃(定順王后)が浄業院(チョンオボン)に入れられると知ると衝撃を受けます。

コメント

  1. あらいぐま より:

    初めまして、愛読させていただいております。
    ここまでの「王と妃」に対する個人的な考えをコメントさせていただきます。

    正史というものは英語ではHIS+STORY=HISTORYというもので勝者の都合で書かれるものですが、この李氏朝鮮では学者が奴等の理解で書くものでした。(「王と私」参照)
    しかも勝者によって湾曲されないように担当者ら以外はその内容自体知るすべが有りませんでした。
    その為、外伝もそうですがこの手の物は学者の手によって好き勝手に書かれた物ですから、当然、世祖の悪口になります。(史実は変えられませんが、他の事については集賢殿を廃止された学者のうらみが滲み出ていると思います)

    死六臣らの言う世祖の不当性も太宗の即位の経緯を考えるとその子供である世宗の即位自体に正統性が無く、正当性を求めるなら世宗か文宗を殺し定宗の子供を推戴しなければ彼らの理屈は身勝手な屁理屈です。

    そもそも端宗が世祖を信じて摂政として遇し、キム・ジョンソや安平大君、死六臣らの謀反者を排除すべきだったのです。(キム・ジョンソが忠臣と言われるのは大きな間違いです。キム・ジョンソ亡き後、側室と部下が謀反を起こし皇帝を名乗った時点で彼らに王室に対する忠誠心が元より無かった事が判ります。)
    もし世祖が最初から謀反(簒奪)を考えていたならグズグズと端宗を生かす訳が有りません。(死六臣の謀反発覚後に廃位の後、薬殺にしたはずです。)
    プロデューサーや脚本家が世祖をかなり嫌いなのか?ナレーションはかなり恣意的だと断言できます。
    死六臣の自白を眉唾扱いした所など作文が過ぎます。
    当時の尋問は死ぬか?自白(嘘でも事実でも)か?の二者択一だったはずで、ほとんどの罪人共が処刑された処をみると一寸の拷問で自白したと考えるのが妥当です。
    自白が無かったというナレーションは笑える解説だとしか説明が付きません。(時世の句など外伝を書いた者の作でしょう)
    兎に角、学者を皆殺しにし集賢殿を廃止した世祖が学者の恨みを買ったのは間違いないと言えます。
    特にハン・ミョンへは科挙に通ってない為に学者の攻撃対象だったことは明白です。
    朝鮮人の感覚は漢字を朝鮮人が作ったとか言う割りにハングルが最高の言語というよく解からん発言でも解かるように手前勝手なものです。
    そういう意味では世祖やミョンへ、そしてインス大妃がその当時いかに優秀だったと感心させられます。

  2. うめ子 より:
    >あらいぐまさま、はじめまして!

    こんにちは。コメントありがとうございます!
    博識なあらいぐまさまのコメント、興味深く読ませていただきました。

    > 正史というものは英語ではHIS+STORY=HISTORYというもので勝者の都合で書かれるものですが、この李氏朝鮮では学者が奴等の理解で書くものでした。(「王と私」参照)

    学者が書くもの・・・。考えてみたらもっともなことなのですが
    こうやってコメントいただくと目からうろこがおちた気分です。
    「女人天下」の中宗がいつぞや「自分が後世にどう記されるかこわい」
    みたいなことをもらしていたことがありましたが、
    王が学者を尊重しなければならないってのは
    こういった絡みもちょっとはあるのかしら?とも思ってしまいました。

    > 死六臣らの言う世祖の不当性も太宗の即位の経緯を考えるとその子供である世宗の即位自体に正統性が無く、正当性を求めるなら世宗か文宗を殺し定宗の子供を推戴しなければ彼らの理屈は身勝手な屁理屈です。

    たしかにあらいぐまさまのおっしゃるとおりですね。
    さかのぼれば何もいえない人たちが大勢・・・。

    > 兎に角、学者を皆殺しにし集賢殿を廃止した世祖が学者の恨みを買ったのは間違いないと言えます。
    > 特にハン・ミョンへは科挙に通ってない為に学者の攻撃対象だったことは明白です。

    嗚呼~そうですね!集賢殿のことで相当恨みを買ってそうです!
    ハン・ミョンフェもしかり・・・。
    世祖の腹黒イメージは学者たちが積み上げてきた部分もありそうですね。

    「王と妃」はとってもおもしろい!と夢中で視聴していますので
    勉強になるコメントをいただいて感謝いたします。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。