譲位に反対するオム・ジャチ内官を端宗が退け、首陽(スヤン)大君を呼びます。
二人を処分することで譲位を避けては?右議政ハン・ファクが泣いて提案するも、
それですむのか?死ぬのは二人だけではすまないはず!と端宗が答えます。
王を廃したという汚名を着ることになる・・・と左議政チョン・インジは涙です。
恵嬪ヤン氏と錦城(クムソン)大君を処刑したらそれでいいですか?と
王妃(定順王后)父ソン・ヒョンスが首陽大君に尋ねています。
「殿下の出方による」「寧陽尉(ヨンヤンウィ)の処刑は避けたいです」
「何があろうと大監(ソンのこと)だけは守ると約束します」というやりとりの後、
ソン・ヒョンスが端宗に譲位を思いとどまるよう必死に説得します。
この回から首陽大君の表情がめちゃくちゃ怖くてたまりませんっ。
そして首陽大君や譲寧(ヤンニョン)大君による回想シーンも見物です♪
チョン・チャンソンの滑稽なほどのご機嫌とりっぷりにも大注目ですよ。
しびれを切らした譲寧大君は譲位でなく廃位を持ち出して重臣らを催促しまくり。
都承旨シン・スクチュを怒鳴りつけて引き連れ、端宗に譲位を迫りに行きます。
すると端宗はあっさり承諾し、首陽大君と話したいと言うのでした。
その頃、王子たちに事態の収拾を頼まれた孝寧(ヒョリョン)大君は、
もう止めることはできん・・・とあきらめの表情でお手上げ状態を認めています。
この日のことは『朝鮮王朝実録』に詳細がないとナレーションが教えてくれました。
「普段と同じ様子でまるで杯でも渡すように王位が渡されたのだろう。非常に残念だ」
首陽大君は賓庁へ行き私が行くのを待つように!と命じた端宗は、
王印を運ぶために礼房(イェバン)承旨ソン・サンムンを呼びました。
忠誠心あついサンムンは嫌がりながらも泣きながら承諾します。
新国王が即位したら罪人は恩赦されてしまうからな~と同副承旨ハン・ミョンフェ。
王に最後の仕事をしてもらおうかね~ホイサッサと罪人らの処分を求めに行き、
恵嬪ヤン氏とその息子である漢南君イ・オと永豊君イ・チョン、
錦城大君イ・ユや寧陽尉チョン・ジョンらの流刑を端宗に認めさせました。
オム・ジャチ内官のことは「生かすも殺すも好きなように!」だそうです。
端宗がチョン・ギュン内官に賓殿の首陽大君のところへ王印を運ばせます。
すると首陽大君、私は至らぬ臣下でしたが王座を望んだことはありません!
この王命を取り下げてくれなければここで自決します!と受け取り拒否。
王印をもったチョン・ギュン内官が端宗と首陽大君の間を行ったり来たりした末、
ようやく首陽大君が王印を受け取りました。(チョン内官おつかれさまですね)
しらせを聞いた桂用君夫人(ハン氏姉)は「千歳~!」と大喜び。
ハン氏はうれし涙をためながら宮殿の方向へ厳かにチョル(拝礼)をします。
浄業院(チョンオボン)には兵士がなだれこみ、恵嬪が流刑を命じられていました。
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