父上が座ったまま最期を迎えたのに自分が横になるわけにはいかない・・・と
気絶する寸前まで親孝行な睿宗でしたがとりあえずは一命を取り留めました。
王が倒れたと知った粋嬪ハン氏は大妃(貞熹王后)を取り込むために昌徳宮へ。
すると睿宗は景福宮に移っており「心配せず帰れ」との伝言が残されていました。
いまやすっかり反粋嬪派な動きの兵曹参知ユ・ジャグァンは宮殿の門を閉じ、
粋嬪を警戒すべき!早く斉安大君を世子に冊立すべき!と大妃を急かしています。
景福宮に入れなかった粋嬪は孝寧大君を呼んでやっとこさ門を開けさせました。
(私邸の使用人の分際で宮殿に入るのか!?と孝寧大君がイム・ウンを一喝)
「どうして呼んでくれないのです?斉安大君を世子に冊立なさってください!」
大妃殿に入るなり泣き崩れて女優する粋嬪を大妃がすっかり信じちゃいました。
見舞いに来た王室の長老・孝寧大君に「次の王を誰にすべきか?」と睿宗は相談。
端宗の悲しい末路を知る睿宗は、幼い斉安大君では無理だと思っているのです。
懿敬世子は王位を継がなかったから月山君らに資格はないと話す孝寧大君に、
守れぬ王位を継がせてどうするのですか?と睿宗が悲痛な思いで言い返します。
領議政ハン・ミョンフェ(上党君)宅へ行ったハン・チヒョン(粋嬪従兄)は、
国王(者山君)の義父になるかもしれないから領議政を辞任しろとすすめ、
富も名誉もあるのにこれ以上何が欲しいのです?と夫人ミン氏が反対しています。
さっそく辞職上書を出したハン・ミョンフェを大妃が引き止めても、
誤解される立場なので・・・と言外に者山君の王座をほのめかして辞意を貫き、
領議政の後任としてホン・ユンソン(仁山君)を推薦しました(びっくり!)。
あの者は愚直だわ!と反対する大妃を、「だからこそ奸計を企まない」と説得。
この人事に功臣仲間は「わが国も終わりだ・・・」とつぶやいています(同感!)。
一連の動きに文句を垂れるユ・ジャグァンを粋嬪が黙らせてつまみ出すと、
やってきた睿宗が足袋を取って無残にむくんだ足を大妃と粋嬪に見せました。
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