ある夜更けのこと。ハン・ミョンフェの家に5人の男が集まっていました。
その顔ぶれは、おなじみクォン・ラム、ホン・ダルソン、ヤン・ジョン、ユ・ス。
科挙に及第して僉知中枢院事(チョムジチュンチュウォンサ)に任じられた
ホン・ダルソンには兵曹の動きがわかるという強みがあります。
残りの二人は内禁衛(ネグミ)勤務で、キム・ジョンソの部下に仕えた経験あり。
この場にいないホン・ユンソンは首陽大君側を見限ったのか安平大君宅に出入りし
武渓精舎(ムゲジョンサ)一番の兵士として頭角をあらわしていました。
ちなみに首陽の使用人だったチョ・ドゥンニムは安平大君の世話になっています。
首陽(スヤン)大君の息子の妻ハン氏は山寺で信眉(シンミ)大師と会いました。
首陽大君がいない間にさっさとコトをおこさねばならない安平大君ですが
右議政キム・ジョンソの存在が気になりつつも、彼を始末する決意もできません。
首陽大君とハン・ミョンフェが予想したとおり、安平大君に人殺しは無理そうです。
明では顧命謝恩使(コミョンサウンサ)の役目を無事に終えた首陽大君らが宴会中。
義州から戻った永膺(ヨンウ)大君(世宗八男)に叔父・首陽大君のようすを聞き、
また語り合おう・・・と書かれた首陽大君の詩を読んだ端宗は感激してウルウル~。
恵嬪ヤン氏は端宗と永膺大君の小声の会話の内容がわからないことにイラつきつつ、
首陽大君の天下になれば生き残れないと判断して安平大君を助けることにします。
これまで左議政なる人が出てきませんでしたが、病気で伏せっていたようですね。
右議政キムジョンソを左議政にして、空いた右議政の座に安平大君が座ろうとするも、
私は右議政でいい!王族を政治に関与させるな!とキム・ジョンソが激怒。
安平大君との謀反決行を迫る吏曹判書(もと兵曹判書)ミン・シンのことは、
安平大君と何を実行するんだ!?彼が動かなければ首陽大君は何もしない!と
追い返しました。キム・ジョンソには謀反を起こすつもりはまったくないようです。
安平大君の怪しい動きを、都承旨カン・メギョンが首陽大君の屋敷に報告しました。
事態(謀反)を食い止めたいクォン・ラムに頼られた譲寧(ヤンニョン)大君は、
さんざんイ・ヒョルロを馬鹿にした後、安平大君をこう罵りまくって帰りました。
「なぜ兵士を育てる?ワシを殺す度胸はあるか?お前の器は首陽には及ばない!」。
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