ユン氏の兄たちは流刑になっており、さびしい葬儀にならざるを得ません。
世継ぎの母でなければ棺も送らない!野火送りのための輿なんて許さない!と
お怒りだった仁粹(インス)大妃ですが、立派に葬ってやりたいと成宗に言われ、
納棺と埋葬のための尚宮を送れと命令。この件についての緘口令を敷きます。
一人になるとなんともいえない表情で涙をこぼし、世継ぎユンを抱きしめました。
男性が持ち上げようとしてもびくともしなかったユン氏の棺が、
成宗が届けたノリゲを左承旨イ・セジャが置いた途端に動き出します・・・
12年後の成宗25年(1494年)、
19歳の世子(燕山君)は自分を見る周囲の目がおかしいのに気づいており、
風流人として名を馳せる叔父の斉安大君(安順王后息子)に頼っています。
オレのためなら死ねるか?と内侍キム・ジャウォンを吊るす有名エピも登場です。
(アン・ジェモさんは「王と私」より「王と妃」のほうがカッコイイと思います)
仁粹大妃は晋城(チンソン)大君(貞顕王后息子)を可愛がっているらしく、
世子(シン氏と成婚済み)の舅シン・スンソンと義兄シン・スグンが焦り中。
息子が成宗の娘(徽淑翁主)と結婚したイム・サホンはちょい羽振りがよく
司饔院の提調に甘んじているユ・ジャグザン(武霊君)がうらやみます。
成宗はまだ38歳にもかかわらず執務が滞るほど重い病にかかっていました。
すでに月山大君と明淑公主を亡くしている仁粹大妃が、
残る一人の息子を死なせてなるものか!とおそろしい表情で闇を睨みます。
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