「家でじっくり読んで反省しろ」と世祖に渡された書状を手にハン・ミョンフェは、
イ・シエに騙されて捕らえたのを詫びているように読めてもこれは明らかに足枷です、
私を自由にしてください、静かに家で過ごしたいのです・・・と答えました。
ミョンフェの家からさっさと帰った粋嬪ハン氏は暗い部屋に一人で閉じこもり、
今日の屈辱をどう晴らそうか、どうすれば息子が王位を継げるかを考え続けました。
別に粋嬪様と縁を切りたかったわけじゃないけど誤解されたかもな~とミョンフェ。
最後に粋嬪様の願いを叶えてあげてください(涙)と側妻ヒャンイが泣いています。
釈放されたミョンフェを早々に粋嬪ハン氏が訪ねたと知った王妃(貞熹王后)は憤慨。
しかし世祖のほうは、ミョンフェを罰すると粋嬪を罰せねばならぬ・・・、
(大君時代に)家にこもっていた私を励ましてくれた粋嬪を罰することはできない、
月山君か者山君を世孫にしようか・・・とユ・ジャグァンに話しました。
北方では、都統使(トトンサ)亀城君イ・ジュンがイ・シエ兄弟の生け捕りに成功。
女真族を防ぐ重要な地なのに北方が差別されているとイ・シエが動機を自白し、
ミョンフェを巻き込んだことに意味はなく馬鹿な王が騙されただけ!と嘲笑します。
兄弟は処され、この事件以降、北方の人間は王朝の中心から排除されたそうです。
こうして新たな英雄となった亀城君@28歳が華々しく凱旋帰還。
世祖は亀城君をほめちぎり、彼を領議政にしてから世子に譲位すると上機嫌。
宴席では亀城君ばかりにスポットライトがあたり、将軍ナム・イはちょい不満そう。
ちなみにナム・イは太宗の四女・貞善(チョンソン)公主夫妻を祖父母にもつ血筋で、
17歳で科挙に合格し、あのクォン・ラムの四女と結婚しました。
亀城君(臨瀛大君息子)とナム・イ(太宗ひ孫)は注目の二大若手官僚なのです。
兵曹正郎(ピョンジョチョンナン)ユ・ジャグァンが突然ミョンフェを訪問。
亀城君だけが褒められて将軍ナム・イが渋い顔をしています・・・と切り出し、
敬徳宮の宮直から領議政にまでなったあなたを庶子の私は尊敬しています!
私たちは本質的には同類だから下賎な者同士仲良くしましょう!と迫り憤慨されます。
「ミョンフェに拒否られたら、私を突き返せない義父上に頼るしかない」粋嬪ハン氏が
とつぜん重病(仮病)になっちゃいました。世祖がおろおろと心配します。
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