イ・バンウォンと夫人ミン氏が、さっそくミン氏父ミン・ジェに相談に行きます。
イ・ソンゲを倒すための2本の小刀を禑王がキム・ジョに下賜した!となり、
さらにパク内官も「装飾用の小刀でも剣に間違いありません」と言い立てました。
チョン・ドジョンに手柄を渡したくないバンウォンは自分だけで動くと決めます。
小刀を渡されたクァク・チュンボ判書は「このご時世に不用心な!」と憤慨。
チョン・ドゥック将軍のほうは「弱ったな・・・」という風に小刀を見つめます。
バンウォンはクァク判書に「小刀じゃなく軍刀だったのでは?」と剣を差し出し、
クァク判書はその立派な剣を手にイ・ソンゲを訪ねて真っ赤なウソを告白します。
「イ・ソンゲ大監を始末しろと言われましたが、私にそんなことはできません!」
イ・ソンゲはすぐさまキム・ジョとチョン・ドゥック将軍を呼びつけました。
狩に誘われた♪と勘違いしたチョン・ドゥックが、弓と剣を持ってノコノコ登場。
もらったのは軍刀じゃなく小刀だ!と主張してもクァク判書のウソを晴らせず、
チョン・ドゥックはその場で斬られ、頑固なキム・ジョは獄中で謀殺されます。
この頃・・・イ・ソンゲ手下のチョ・ジュンが提案して導入された田制改革は、
一種の土地公有化にあたるもので、官僚腐敗の構造をくつがえすものでした。
土地を持てた民や排斥されていた臣僚たちは大喜びして歓迎したそうです。
定昌君(チョンチャングン)の即位とイ・セクの追放をチョン・ドジョンが説き、
念のためイ・ソンゲがイ・セクの意向を尋ねると、同じ舟には乗れないと判明。
そこで判三司事シム・ドクプ、賛成事チ・ヨンギ、芸文館大提学チョン・モンジュ、
政堂文学ソル・ジャンス、評理ソン・ソンニン、知門下府事チョ・ジュン、
密直副使チョン・ドジョンらが興国寺に集まって今後の方針を話し合った結果・・・
禑王を江陵へ、昌王を江華島へ送り、偽りの王を立てたとしてイ・セクを追放、
ハ・リュンやクォン・グンら高麗の遺臣(チョン・モンジュ以外)も一掃されます。
昌王が即位した年の11月14日の出来事でした。昌王の王座は一瞬でしたね。
操縦しやすい無難な新しい王としてチョン・ドジョンが白羽の矢を立てたのは、
神宗の七代目の孫にあたる気弱な定昌君(「女人天下」の華川君!)でした。
ヒエーッと泣きながらぶるぶる震えて国璽の受け取りを拒むお姿がお似合いです!
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