イ・ソンゲ軍に突入されても最後まで禑王を守ろうとしていた侍中チェ・ヨンは
政敵としばし見つめあっていましたがやがて静かに負けを認めて捕らわれました。
第二夫人ヨン妃(チェ・ヨン娘)の引渡しを拒んだ禑王は、江華島へ送られます。
高麗王朝体制側のチェ・ヨン、ウ・ヒョンボ、アン・ソらは流刑や追放にされ、
イ・ソンゲを新しい王に!と望む武人たちは決意を示す連判状まで作成しますが、
回軍に同意したはずのチョ・ミンスは高麗王朝ワン氏の継続が当たり前と主張。
当時最高の儒学者イ・セクやその弟子チョン・モンジュ、勲旧派も同意見でした。
一方、イ・セクの弟子であってもチョン・ドジョンはイ・ソンゲの策士的存在。
彼は母が奴婢のため出世できず、9年の流刑の後でイ・ソンゲ側についたのです。
禑王と昌世子(チャンセジャ)はワン氏の血統ではないとも噂される中、
(禑王は有名な僧侶シン・ドンの子供であるという記述があるようです)
イ・ソンゲ一派は不満を抱きながらも幼い昌世子が即位することに同意しました。
その後イ・ソンゲは、側近チョン・ドジョンの作戦に従い、田制改革を提案。
改革に反対したチョ・ミンスを拘束し、流刑先のチェ・ヨンを打ち首にします。
家族のような人の命を奪ってしまった・・・と夜空を見上げるイ・ソンゲ。
あなたのせいではありませんと美しい京妻カン氏が夫を叱咤激励します。
そして妻に尻を叩かれているのは、イ・ソンゲ五男のイ・バンウォンも同じ。
長男のバンウ様ではなくあなたが父上を継いでくださいとハッパをかけつつ、
自分の侍女トクシルに一瞬見惚れた夫にすばやく釘をさす夫人ミン氏でした。
今回登場したミン氏の父ミン・ジェも今後バンウォン出世を助けるのでしょうね。
開京ではダメ王だったのに流刑先でのびのびと笛を吹いて楽しそう♪な禑王が、
近くに来たからと訪ねてくれたキム・ジョ(チェ・ヨン甥)に小刀を贈りました。
この件をチョ・ヨンムがイ・バンウォンに報告したことで、大事件に発展します。
スポンサード リンク