世子の冊封を求める上書を出せと臺諌たちをつっつくミン兄弟(元敬王后弟)。
時勢が不安定なときこそ世継ぎを定めて安定をはかるというのは理屈に合う上、
堅物な大司憲パク・シンもミン・ジェの教え子とあって承諾してくれました。
善嬪(ソンビン)アン氏の部屋で寝泊りするほどラブラブ寵愛中な太宗でしたが、
私の生む子も世子の候補に含まれますか?という善嬪の言葉にピキッッ!と反応。
扉をガシっと開けて出て行きました。やっぱり太宗はこういう姿がお似合いです!
そして憎たらしい善嬪の素性をチョ尚宮(ポクソプ)が調べたところによると
「名声ある学者一族だったが建国のとき官職を捨てて地方に移り落ちぶれた」。
じゃあ今の朝廷を恨んでいるはずねっ!と王妃(元敬王后)がしたり顔でいると、
挨拶に訪れた孝嬪キム氏(トクシル)が善嬪について意外なことを口にしました。
「善嬪は思い上がっていますが長続きはしないはずです、哀れに思ってください。
おそらく側室は善嬪で終わらないでしょう、王妃様は泰然と構えてください」。
上将軍パク・スンが咸興に行ったと知った太宗は「高齢なのに!連れ戻せ!」。
しかしハ・リュンは、生きて帰ってくると予測し、その理由を説明しました。
どうやら作戦があるらしく粗末な服を着て牛を引いて行ったのです・・・と。
ところがイ・スクポンは、戻ってこないでしょうと断言し、北方の状況を報告。
「東北面の武官が関わって兵を動かしています!私に挙兵を命じてください!」。
父上に兵を?けしからん!と太宗に怒鳴り飛ばされてもイ・スクポンは食い下がり
しまいには(ちゃぶ台ではなく)重そうな机を引っくり返されるほど怒られます。
明の使者が太宗の即位を認める勅書と印章を持ってやって来たことを聞いても、
生意気な!明じゃなく父上と民衆に認められたいのだ!とお怒りな太宗なのです。
西北面を通って民心に訴えて兵を募りながら進軍する!とチョ・サイが発表。
戦の前の不穏な空気が漂う咸興に、親子の牛を引いた上将軍パク・スンが到着し、
自分は数日前に官職を離れて元臣下として太上王様に挨拶に来たと説明しました。
差使は殺せと太上王様に命じられていると門番につべこべ言われたパク・スンは、
辺境の武官ごときが生意気な!すぐに案内せよ!と上将軍らしい迫力で凄みます。
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