太宗は狩りから戻る前に、アン氏を善嬪(ソンビン)にするとの伝令を送達。
すごいですね~一晩のお仕えで「嬪」ですか。孝嬪(トクシル)もショックです。
王室繁栄のためには側室も王子もいっぱいいないとな~と全く悪びれない太宗に、
は?息子が3人もいますけど?あなたの欲望のためでしょう?と王妃(元敬王后)。
「品位があり国母としては最適だが女らしさを感じたことがない」とまで言われ、
太宗の即位を家門をあげてサポートしてきた王妃が許せるはずもありません。
口論の続きをしようと大殿で待つ王妃を避けたい太宗は、經筵庁で過ごすことに。
アハハッ♪オレの弟も隅におけないな~♪王妃から逃げ回っているのか~♪
相手はあの王妃だしな~♪と退位して気楽な上王・定宗が本当に愉快そうです。
優雅かつ毅然とした振る舞いの善嬪アン氏に、侍女あがりの孝嬪は押され気味。
善嬪の担当尚宮には、高麗王朝から仕えてきた経験豊富なホ尚宮が選ばれました。
イ・ゴイの辞表を受理した太宗は、ハ・リュンを最高位の左政丞に昇進させます。
元老が呼び戻され、議政府領事として現場復帰したソン・ソンニンがうれしそう
議政府参賛になったクォン・グンの後任の芸文館大提学には、イ・ジクが就任。
懲りない大司憲パク・シンは狩りやアン氏の件で太宗を非難してまた怒らせます。
咸興(ハムフン)の太上王・太祖に、トゥン・ドゥランからの手紙が届きました。
「兄上、なぜあてのない旅を続けるのですか?兵を起こしてはなりません。
これまでどれほどの血が流れたことでしょう。もう楽に生きてください・・・」。
私がどれだけ血の涙を流したかあいつは何も分かっとらん!と太祖はけなしつつ、
“子供より王妃より大切な義弟”の最期が近いと知ると、兵を動員して探させ、
こんなことになったのもあいつのせいだ!とバンウォンへの憎しみを募らせます。
王妃から呼び出されてビクつく夫人チョン氏を、イ・スクポンが送り出します。
「国が混乱しているのは女が政治をふりまわしたから。殿下も同じ思いのはず。
勢力を伸ばすミン兄弟たちも牽制したい。殺されるわけじゃなし、行って来い!」。
たしかに王妃は殺しはしませんでしたが「なんて図々しい女!」とビンタします。
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