さりげなさを装いながら世子との会話を探る太宗に領議政ハ・リュンが答えます。
「整理される史書がどんな美辞麗句で飾られるのか?とお尋ねになりました」。
ははは~でもそれが本題じゃなさそうだな~とウソ笑いするおそろしい太宗に、
「廃世子の可能性を余談で口にされました」と少しだけ口を割るイ・スクポン。
世子が何を考えているのか心が読めない太宗はますます悩みを深めるとともに、
結局は世子もイ・スクポンらに頼るのか・・・と権臣の存在を不安に思います。
今回は「科挙合格」と「お誕生日」という、おめでたいネタが二つありました。
まずは忠寧大君たちの師匠イ・スがやっと科挙に及第し、直芸文館になります。
そしてもう一つのおめでたネタは王妃(元敬王后)のお誕生日・・・なのですが、
冷遇され権限を奪われてほぼ謹慎状態にあるので華やかなお祝いは開催されず
大君(息子)夫妻やミン兄弟が中宮殿を訪ねてささやかなお食事会をしています。
妻につらい思いをさせるな・・・と王妃が息子たちに言い聞かせていますよ。
奴婢が働いていることをミン兄弟が批判したのを弾劾する上書を読んだ太宗は、
なんで?正しい指摘じゃん?とりあえず調べとけば?と問題にしようとしません。
が、都承旨キム・ヨジや大司憲ユ・ジョンヒョンやイ・チョヌ、マ・チョンモクが
「自重すべき立場なのに、朝廷の不手際を責めるとはけしからん!」と問題視。
え?そんなに重い罪ですか?と右政丞イ・ジク(ミン・ムフェの義父)をはじめ、
大君たちの義父であるシム・オンやキム・ハルロが明らかに戸惑っています。
イ・スクポンも「ミン兄弟の件てそんなオオゴトかいな?」と不思議がります。
そのイ・スクポンと一緒に『高麗史』を読んでいたハ・リュンはその歴史に感嘆。
我々も檀君(たんぐん)を祭祀して先祖をうやまおう・・・と提案するのでした。
誕生日の中宮殿での会話はチェ内官の手先によってすべて盗み聞きされており、
「世子様はミン家の希望の星。よい日を待とう」というミン兄弟の言葉も筒抜け。
反逆計画を話していたとは!と太宗がブチ切れ、すぐさま取調べが始まりました。
議政府で会議していた右政丞イ・ジクもその場で罷免&流刑されてお気の毒です。
またでっち上げる気ね!あの鬼がまたしても刀を抜いた!と王妃が激怒するも、
王妃が怒鳴りこんでくるはずから門と道を封鎖しとけ!と命令済みの太宗でした。
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