国舅の座を逃したイ・スクポンは、恋しい太宗にフラれたかのように大ショック!
「殿下は権力集中を許さない」と諭してくれたハ・リュンの言葉を思い出しつつ、
裏でミン兄弟が糸を引いたに違いない・・・と彼らへの憎しみをたぎらせます。
幼少から宮殿に勤め、針房から大殿に配属されたばかりだったシン尚宮@19歳。
太宗にお仕えしたことで、一夜にして尊い身分になった幸運が信じられません。
いい年して小娘に手を出すなんて恥ずかしい!とプリプリする王妃(元敬王后)を
賢くてやさしい自慢の息子な世子(譲寧大君)がこう言って慰めてくれました。
「父上のことは知らないふりをして病弱な誠寧のことは典医にお任せください」。
けれどもグレかかっている世子は遊び人楽士イ・オバンの誘いに乗っちゃいそう。
三男の忠寧大君が書物を読みすぎて目を悪くしたというエピソードも登場します。
娘を宮殿に連れて来い(=そのまま妃教育に突入)と命じられたキム・ハルロは
「寡黙を通せ、見てみぬふりをして全てに耐えろ、夫を神と思って従え・・・」と
厳しい表情で娘にとくと言い聞かせた後「嬪宮ママ~」と呼んで拝礼しました。
キム家は新羅45代王の三男・興光(フングァン)が始祖の光山キム氏だそうです。
その子孫の娘を面接した太宗夫妻は特にケチをつける点もなく気に入ったもよう。
女性問題にうるさい王妃に当てつけるように太宗が「心が広そうだ」と褒めます。
父上が宮殿に戻る前に“雑音”を消しておくと決めた太宗がミン・ムジルを呼び、
やさしい口調でいろいろとねぎらった後で、大司憲への異動を言い渡しました。
総制として軍を掌握しているミン・ムジルがあーだこーだと理由をつけて嫌がると
「王室の軍隊はまるでミン兄弟のもののようだというウワサがある」と切り出し、
口答えすんな!言うとおりにしろ!オリャー!と親分に変貌して凄みました。
息子たちの専横ぶりを嘆いていたミン・ジェは「とーぜんだ」と病床で頷きます。
ところが、将軍たちがミン・ムジルの留任を求めて座り込みを始めちゃいました。
軍権絡みで楯突く彼らに「け・し・か・らーん!」ともちろん親分様がお怒り。
この事件をきっかけとして、ミン兄弟が破滅へとつながっていくそうです・・・。
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