イ・バンウォン(靖安大君)が世子になれて、ミン氏がこの上なくうれしそう!
定宗は弟バンウォンに中央から地方まですべての軍権を与えて政治の一切も任せ、
世子を国王と同様に敬い命令には忠実に従うように!と臣下に言い渡しました。
定宗2年(1400年)2月4日、第二次王子の乱の制圧からわずか4日後のことでした。
挨拶にきたバンウォンを、もちろん上王・太祖はいつものごとくけなしまくり、
二度と目の前に現れるな!お前は私の息子でも世子でもない!と追い返しました。
まだお怒りなのですか?怒りは捨てて許すのです・・・と無学大師が説きます。
一方の定宗は「これで肩の荷が下りた♪」と晴れやかな笑顔でティータイム。
この際ですから早いとこ譲位してしまいましょうと王妃(定安王后)が話します。
宮殿への引越しを控え、世子妃ミン氏が屋敷のバンウォン組の面々を集めました。
独身女性しか連れて行けないから執事たちには褒美を十分に与えますと話し、
私の息子たちに失礼をしたら承知しないわよ!とキム尚宮(クムニョ)に警告。
官職を固辞するチョン執事に感動したバンウォンは、内禁衛の職を与えました。
どうでもいいですが使用人長ポクソプがメイクを変えたのかキレイになってます!
宮殿入りしたバンウォンを定宗は滑稽なほどそわそわして迎え、譲位を提案。
私がそんなに王位をほしがっているとお思いですか?とバンウォンが憤りはじめ、
王室の威厳を取り戻したいのです!とちゃぶ台をバンと叩きました。怖いです!
宮殿の取り仕切りを王妃から一任されたミン氏はポクソプを副提調尚宮に就かせ、
主人の周りに若い女官をおくんじゃないわよ(意訳)と提調尚宮ヨム尚宮に命令。
トクシルをさびれたところに隔離して住まわせろ(意訳)とも指示しました。
主人が天下を平和にしますから安眠できますよと言われた王妃が固まってます。
都堂を廃止し議政府を、承旨の役所を独立させて承政院を創設したいハ・リュン。
その新たな構想にミン・ジェたち元老が驚きつつも褒め称え支持してくれます。
東宮殿では、挨拶に来たミン兄弟にバンウォンが私兵解体の再開を予告しました。
私たちは従いますが他の功臣が従うかどうか・・・とミン兄弟が言いよどむと、
オレの命令は国法じゃ!聞けんのかい?死にたいんかオリャー!とばかりに怒声。
やっぱりバンウォンは世子チョハ~よりも親分様のほうがぴったりでございます~
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