500年以上続いた寿昌宮は国の象徴。太宗は有無を言わさず建て直しを命じます。
(この場合、高麗王朝の宮殿でもあったということは無視なのでしょうかね?)
デカくて立派な宮殿を建てましょうや!と能天気なイ・チョヌ(一応王族)に、
民が大変なときなのに!と大司憲パク・シンはじめ新進官僚たちが反対します。
「王室の威厳」が何より大切な太宗は直言を聞き入ず「黙れ!下がれ!」と拒否。
民心を考慮すべしというハ・リュンに対し、イ・スクポンは太宗を支持しました。
殿下は無事なの?急いで王妃様のところに行かないと!と離宮の孝嬪があたふた。
けれどもキム尚宮は「おわたりしやすくなる♪」とこの火災を喜んでいました。
太宗が住まいを東宮殿に移したので、トクシルの住む離宮と近くなったからです。
故郷の咸興(ハムフン)にいる太上王・太祖は「燃えた?天罰じゃ!」と嘲笑。
太宗の命令で太祖を連れ戻しに来た都承旨パク・ソンミョンを怒ってはねつけ、
今後バンウォンの使いは誰であろうと生かして帰さんからな!と言い渡しました。
これが有名(?)な「咸興差使(ハムフンンチャサ)」という言葉のはじまり。
王が送った使いが「行ったっきり戻らないこと」「なしのつぶて」を意味します。
この頃の太祖は、咸興、安辺、咸州、平州、金化県などで地方官に接触しており
後に起こることになるチョ・サイの乱の挙兵準備であったことは明確だとか。
ただし開京では、まだ誰もこの重大な出来事に気づいていませんでした・・・。
開京とは別の反乱組であるピョン・ナムニョンたちが連判状にサインしています。
その小屋に、イ・スクポンの命を受けた兵がなだれ込んできて捕らえました。
黄色の龍に巻きつかれ龍が美しい男に変わった夢をかつて見たアン・ソジョ嬢は、
求婚されるたびに相性を占ってもまったく合わず未婚のまま通してきたそうです。
その月光美人を会いたい太宗が「スクポンちの酒が旨かったから」と外出決定。
夜、大司憲パク・シンらが宮殿建設中止を求めて座り込み、太宗の前を阻みます。
夜が明けたらまた来い!と命じてもしつこく叫ばれたので力尽くで解散させた後、
龍袍の裾を掴んで訴える若い臺諌を蹴り上げ「王命に背くのか?」とスゴみます。
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