太宗イ・バンウォンは、学者クォン・グンの一貫した主張と気概をたいそう評価。
彼は父王・太祖にもチョン・モンジュの身分回復を願ったこともあったからです。
次に太宗はイ・チョヌに「そなたの父は奴婢の子でないと判明しました」と謝り
正統な血筋であると認めます(これは「ご褒美」と解釈してよいのでしょうか)。
イ・チョヌはいたく感謝しつつ、漢城尹ピョン・ナムニョンの怪しい動きを報告。
チョ・ヨンムのほうも、ハ・リュンとイ・スクポンにイ・ゴイの言動を伝えます。
元老の次は王族を招いて結束を確認する太宗。(イ・チョヌやミン兄弟も出席)
東北面の干ばつへの救援米やトクシルを孝嬪(ヒョビン)に認めた話題などの他、
太上王や上王に仕えたがっている不穏な輩がいるようですと太宗が明かします。
その際、ピョン・ナムニョンの名前を聞いた定宗がちょっぴり慌てました。
司憲府に配属したのに気づかなかったのか?と部下ユ・ムを叱るイ・スクポン。
都中に密偵が仕込まれ、すぐさまピョン・ナムニョンたちの企みが判明します。
しかし計画に加担しているのが30名超の現役重臣とわかり、ちょっとびっくり。
全員を処分すると大騒ぎになるから首謀者だけ処分して混乱を抑えると決めます。
太宗をひと目見ただけで胸が高まったらしい奇特な月光美人アン・ソジョに、
殿下がそなたを見初めたらしいぞ・・・とイ・スクポンがニヤリと声をかけます。
そのころ咸興(ハムフン)には、チョ・サイらをお供にした太上王・太祖が到着。
全州イ氏の代々の祖先を祀っている慶興殿(キョンフンジョン)に入りました。
長男のジェをいつ世子にしてくださいます?と王妃(元敬王后)が太宗に迫ると、
私は34歳だしジェも7歳だからまだ後でいい・・・と不機嫌そうに言われました。
そんな折、明から使者が帰国し、生意気だの不愉快だのと太宗が明に怒りまくり。
「先王の退陣理由が不明瞭なため新王を承認できない」と返答されたからです。
チョン・ドジョンが遼東征伐を唱えたのは正しかった!!と今さら認めました。
東北面は干ばつだわ、重臣30名が逆心を抱いているわで、太宗の心は沈むばかり。
さらに寿昌宮(スチャングン)が火災になり、燃えてしまえー!と心で叫びます。
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