「不義をしているのは太上王様!チョ・サイは反逆者!信用してはだめです!」。
ホン内官が命をかけて直言しても、太上王・太祖の出陣への意欲は一層燃えます。
「善嬪アン氏は高麗遺臣の娘で、お付きのホ尚宮も高麗時代から宮殿づとめ?」。
王妃(元敬王后)は怪しみ、チョ尚宮(ポクソプ)は善嬪殿の見張りを手配。
そのころ善嬪の部屋に、格上の孝嬪キム氏(トクシル)が挨拶に訪れていました。
王妃様ともあろう方が嫉妬心をむき出しになさるとは・・・と非難した善嬪は、
王妃様のお辛い心情も理解して差し上げないと・・・と孝嬪に諌められますが、
このご時世ですから誰の子が王になるかわかりませんわ~と不敵な発言をします。
プチ別居する太宗と王妃の仲を「些細なことが大事を招く」とハ・リュンが心配。
しかしイ・スクポンは、外戚は口を出すなという太宗の計算だと説明します。
ミン家が気を悪くしていざこざが起こらないかというハ・リュンの危惧どおり、
イ・スクポンが何か企んでいるのでは?とミン兄弟がひそかに警戒を始めました。
さて今回の科挙では、武科の試験官をイ・スクポンとチョ・ヨンムが担当します。
学問の奥深さに目覚めたチョ・ヨンムは、明の科挙制度も参考にして出題を作成。
武科を受けるにしても学問が大切!と覚えたばかりの難しい故事成語を連発し、
ちょっと比喩がずれてますけどね♪とイ・スクポンに指摘されても何のその。
将軍たちに学識の高さを褒められて「そのとーり!」と自分で認めています♪♪
憧れの学者クォン・グンが主導する文科の試験には、全国の儒生が集まり大盛況。
科挙会場を見学しに太宗が出かけると知り、王妃が怒りを抑えて見送りに行くと、
善嬪も来ていてムカ~。高麗王朝の無念を晴らしに来たの?と一発かましました。
そして試問に立ち会った太宗は、ある儒生の不敵な回答に顔をほころばせます。
「君主は女や奸臣を遠ざけるべし!過去の功績でなく能力で選べ(功臣批判)!
今すぐに太上王さまを宮殿に連れ戻して、王室の威厳を高めるべきです!!」。
彼こそが首席のチョ・マルセン。楊州(ヤンジュ)出身、剛直で清廉な性格とか。
ちなみに武科の首席合格者は、甲士(カプサ)をしていたイ・ジンオクでした。
そんな合格者を称えている太宗のもとに、咸興の早馬からの報告が伝えられます。
太祖みずから矢を放ったと知り人々は騒然。太宗の周りだけ突然雷音が鳴ります♪
スポンサード リンク