伯父であるユン・グを僉正から同副承旨へと破格の昇進をとげさせた燕山君は、
実録や承政院日記を見られる立場だから母上のことを調べてね♪と命令。
抗議する朝廷の面々には、国母を廃したくせにつべこべ言うなよ!と激昂します。
仁粹大妃はさっそくユン・グを呼びつけ、先王の遺命に従いなさいよ!と命じました。
イム・サホンは息子(スンジェ?)ともどもユン親子に取り入って官職をゲット。
ノ・サシンとホン・グィダルは都摠管トチョングァンユ・ジャグァン(武霊君)に、
殿下の暴走を静観する気?と頼るも、庶子の自分は何もできないと突き放されます。
南賓庁、仁政殿、次は便殿で。燕山君は毎日のように宴を開き妓生を呼びました。
今日は一方的なジャイアンリサイタルではなく、臣下たちに詩題を与えます。
ですがその詩題が、「耐寒梅(ネハンメ)」と「広寒仙(クァンハンソン)」。
燕山君がはべらせた妓生の名前だったため、臣下が反発(一応は儒学者なので)。
大司憲イ・ジャゴン(ジャンゴン?)やホン・グィダルたちが意見しました。
わかった!オレが折れてやるから次は言うこと聞けよ!と約束させた燕山君が、
用意周到に計画していたらしくうれしそうに「廃妃」と書かれた紙を広げます。
また反論したイ・ジャゴンは、燕山君に引きずり出されてボッコボコに!
王朝初の無礼です!と止めに入った内侍キム・チョソンは蹴り上げられます。
『実録』にも記された燕山9年11月21日のこの出来事は、甲子士禍の序章でした。
王子が王位についたときのことをお考えください!と必死に訴えていた
故ハン・ミョンフェの姿を思い出して仁粹大妃がまた涙ぐみます。
怒りのおさまらない燕山君が宮殿を走る走る!すたこら走って中宮殿へ!
韓国時代劇でこんなに走りまくる成人王を見たことありません~。
筆と紙を出させた燕山君は、五言絶句の詩を借りた警告をすらすらと書きました。
口は禍の門なり 舌は身を斬る刀なり
口を閉じ舌を封じれば 身を安んじ処々に牢なり
燕山君ドラマの必須アイテム、内侍の首にかけた慎言牌(シンオンペ)の誕生です♪
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