咸吉道都節制使イ・ジンオクがキム・ジョンソの側室ジンニョと共に決起したのは、
5月に雪が溶け7月に初雪が降るといわれる辺地・鏡城でした。(ミリさん素敵)
まずはパク・ホムン将軍が討たれ、「イ・ジンオクの乱」が始まります。
幼い端宗は事態の収拾のすべてを首陽(スヤン)大君に依頼しました。
中外兵馬都統使として自ら出軍するという首陽大君を必死に止める夫人ユン氏。
その頃イ・ジンオクは鐘城で節制使チョン・ジョンやイ・ヘンゴムと会っており、
首陽は策略かだから都に進軍するのは良策ではありません!と諭され、
この由緒ある地で大金国を興して皇帝になってください!とおだてられて
なんとその気になっちゃいました。ジンニョは反対してましたけどね~。
「兵の数では勝てないから戦わずに勝たねば」と考えていたハン・ミョンフェは、
敵は混乱しているからしばらくようすを見たほうがよいと首陽大君に助言しました。
さっそく黄色い派手服を着て「朕」だの「皇帝」だのと名乗る単純なイ・ジンオク。
しかしチョン・ジョンがイ・ジンオクに皇帝になれとすすめたのは、
イ・ジンオクの進軍により都が血の海になるのを防ぐための苦肉の策でした。
こうして鐘城節制使チョン・ジョンとイ・ヘンゴムの機知により
イ・ジンオクや妻子はあっさり始末され「イ・ジンオクの乱」は鎮圧されました。
さて首陽大君は王妃を迎えさせようとしていましたが、端宗は婚礼に大反対。
ハン・ミョンフェとクォン・ナムは“決着をつけに”首陽大君と話し合います。
どっちみち切り落とす枝(端宗)に新芽(王妃)を生えさせるのですか?
領議政になるために多くの血を流したのですか?と迫られた首陽大君は大激怒。
「国のためにやった」と言い返していた首陽大君もしだいに黙り込みます。
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