宣祖は光海君を世子と呼ぶのを禁じ、お目通りの挨拶も拒むようになりました。
それでも世子(光海君)は「父への挨拶は息子の務めだ!」と挨拶に向かいます。
ところが内官がずらりと並んで世子の来訪を阻んでおり、便殿に入れません。
ショックで吐血した世子の口や手をキム尚宮が拭いてやり、世子がうっとり目線。
モタモタ拭くより早く医者を呼べば?と思ったのは私だけではないことでしょう。
それにしても宣祖や英祖みたく若い王妃と結婚した老王は息子を苛め抜きますね。
近いうちに王が崩御すると確信しているイ・イチョムは、上書事件も何のその。
弾劾されてもせいぜい島流し!チョン・インホンとなら光栄だ!と話しています。
そんなイ・イチョムに指示されたユ・ヒブンは、世子を宣祖に謁見&謝罪させ、
「正しいのは領議政で、チョン・インホンは事実を捏造した」と訴えさせます。
こうすることで世子とユ・ヒブンが上書事件に無関係であると示したのです。
すると宣祖はとたんに優しくなり、「部屋に戻って休め♪」とまで言ってくれ、
チョン・インホンの上書を「親子の仲を裂く策略」だと位置づけました。
領議政が無実となったので「次は上書関係者の弾劾だわね♪」と仁嬪ニタリ。
しかしパク・スンジョンやユン・バンは「悪くなくても辞表を出すのが筋です」。
ってことで領議政と右議政が辞表を出すと、宣祖が引き止めてくれました。
その後、大司諫イ・ホオンらが上書事件を弾劾し、3人の配流が決定。
チョン・イノンとイ・ギョンジョンは早々に都から配流先に旅立ちますが、
イ・イチョムは病を口実に延期して都に居座り、ユ・ヒブンに言い聞かせます。
「王妃が仁嬪の息子を王にしたりしないように、崩御したらすぐ即位式をしろ」。
ある日キム尚宮が東宮からの差し入れの食事を運ぶと、宣祖は喜んで食べました。
するとその直後に宣祖が危篤に陥り、深夜の宮殿に官僚たちが大集合。
誰が食事を運ばせたのだ!?毒を盛ったな?と臨海君が怒鳴り込んでいます。
こうして宣祖は遺命を残さずにあっけなく崩御。在位期間は41年、57歳でした。
王が死んだら気になるのは次の王。臣下たちは哭泣もそこそこに動き始めます。
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