第一話は「王の女」「キム尚宮」などを見た方ならご存じの状勢が描かれます。
時代背景は、倭寇の文禄・慶長の役から10年が経った宣祖35年(1602年)。
町のケンカを眺める見物客の中に、素行が悪いと評判の二人の王子がいました。
宣祖の側室である仁嬪(インビン)キム氏の息子・定遠(チョンウォン)君と、
同じく側室で亡き恭嬪(コンビン)キム氏の産んだ臨海(イムヘ)君です。
ケンカを止めた弘文館修撰カン・ホンリプは、感心する臨海君を自宅へ招待。
世子(光海君)の兄なのだから心を入れ替えてくださいと説教しちゃいます。
世子の座を譲ってやったし味方の手で倭国の捕虜にもなった!と臨海君は怒り、
こいつの屋敷を見張っとけ!とガラの悪そうな手下どもに命じました。
そんな臨海君の父王で御年51歳の宣祖(ソンジョ)は近ごろウキウキ中。
なぜなら新しい王妃(仁穆王后)を迎える予定で、彼女は19歳☆だからです!
お前を王妃にしたかったがそういうわけにもいかなくてさ~ゴメンね♪と
宣祖が側室の仁嬪に謝っていますが若い王妃を楽しみにしているのは明らかです。
そして世子の光海君にはとてもツラくあたっており朝晩の挨拶を拒否するほど。
28歳の光海君は世子の座について10年たっていましたが、明の冊封はまだでした。
世子妃はユ氏で、兄ユ・ヒブンはホ・ギュンやイ・イチョムと親交があります。
やがて府院君になるキム・ジェナムは右議政ユ・ヨンギョンと親しいようです。
宣祖の婚礼の日・・・。急な雷雨にみまわれ、領議政イ・ドクヒョンがオロオロ。
中止を提案しても続行を提案しても、変心はげしい宣祖の反応がコワイからです。
そこへ、式を延期するという王命が届き、礼曹判書ユ・グンが宣祖に拝謁。
この季節の雷雨はありがちなので不吉ではありませんからと挙式をすすめます。
そのうち雨は上がり、親迎礼が執り行われ、宮殿に仁穆王后が嫁ぎぎました。
で、やっとここでキム・ゲシ(ケシ/ケトン)尚宮が出てきましたよ!
王妃は世継ぎを生むつもりだから立場が危うくなると光海君に警告を与えます。
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