今回の人物相関図は、ナンジョンの実家に焦点を当て、
チョン家の人々についてまとめてみたいと思います。
チョン・ユンギョムナンジョン実家であるチョン家の長。ナンジョン母はこの人の側妻でした。
ドラマではナンジョンの実の父親ではなくしかもそれを知らないままですが、
実際にはナンジョンの実父だと思います。
役職は、軍士を束ねる都摠管(トチョングァン)。
「私は武官だから政治のことはわからない」と何度も言ってましたね。
いじめられる幼いナンジョンにあからさまにやさしくはしないものの
本を与えてやるなどしてそれなりに愛情を示していたように思います。
側妻のナンジョン母のことも愛していたようですし。
ただ、やはり真面目一筋の人らしく、ナンジョンがグレはじめてからは
厳しい態度で接するようになりました。
実直な人柄が中宗からも信頼されていましたが、功臣派によって役職を失い、
田舎に引っ込んだということでドラマからはフェードアウトします。
パク氏チョン・ユンギョムの正妻です。
「冬のソナタ」のチェ・ジウの母親役の女優(キム・ヘスク)さんでしたね。
夫が愛情を注ぐ側妻とその娘のナンジョンを憎み、辛く当たっていました。
巫女タンゴルに依頼して妊娠中のナンジョン母を山道から突き落としたことが
夫にバレたため家から追い出されてしまい、その後全く出てこなくなります。
チャンフン宅本名はホ・チョヒというのかもしれません。
ドラマ中で「チョヒ」と呼ばれるシーンがありました。
ドラマではナンジョンの実の母ではないという設定ですが、
実の母のように愛情を注ぎナンジョンを育てます。
側妻なので下人扱い、賎民ではありますが、
成宗時代(中宗の父王の時代)に左賛成を務めたホ・チャンス大監の娘。
つまりはもともとは両班家庭のお嬢さんだったのに
燕山君のときに父が捕らえられ、身分が落ちて官婢になったという設定です。
チョン・ユンギョムが地方の使道(サド)だったときに恋に落ちて側妻に。
妊娠中に正妻パク氏の策略で山道から突き落とされて
残念ながら子供を生むことはできませんでした。
タンチュ僧侶の山寺に滞在しているときに乳を与えた赤子に愛情が芽生え、
自分の子として育てることにします。これがナンジョンです。
チョン・ユンギョムはこの人のことを大切に思っていたようで、
口うるさい正妻に「それなら別宅を構えて住まわせる」と言い、
しぶしぶ同居を続けることに同意させたりしていました。
その後いろいろあってチョン・ユンギョムとチャンフン宅は別居。
山にお祈りに行ったか何かの設定で、途中からまったく出てこなくなります。
チョンニョムチョン・ユンギョム長男で嫡子。母は正妻パク氏。ナンジョンの異母兄。
その立場をカサに着て、幼い頃はナンジョン母とナンジョンを苛め抜きました。
科挙のお勉強をしていましたが受からなかったという設定だと思います。
あまりアタマがよくないのか、成長したナンジョンからは見下されてましたね。
頬に大きなホクロ(斑)のようなものがあるのが目印。
悪事を企んでも「あのホクロがある人に頼まれた」と証言されてしまい、
すぐにバレてしまう気の毒な役回りでした。
チョン・ユンギョムが官職を失い、その後登場しなくなっても、
このチョンニョムはナンジョンの子分としてちょこまかと登場します。
序盤にチョン・ユンギョムが「そんなに軽率で殿下を守る武官になれるか!」と
ビシバシ罰を与えていましたが、その教育もむなしく、最後はゴロツキに・・・。
スケジュールが空いてたのでしょうか?
オンニョンチョン・ユンギョムの正妻パク氏の娘。ナンジョンの異母姉(妹かも?)。
ナンジョンとは同時期に生まれた女の子です。
この人も幼少期はナンジョンを苛め抜きます。
つつましやかな両班のお嬢さんのはずなのに、所作がお嬢様っぽさとは程遠く、
ペ執事やナンジョンの呼びつけ方などにまったく品がありませんえした。
これも母親のしつけのたまものなのでしょうか・・・
兄チョンニョムの友達であるパク・ヒリャンと婚約していましたが
皮肉なことにパク・ヒリャンはナンジョンに惚れてしまいます。
いろいろあってもこのオンニョンはパク・ヒリャンを愛してたみたいですが
ザ・ズルイ男な風見鶏パク・ヒリャンはオンニョンとは結婚しませんでした。
家を追い出された母親のところに行ったという設定だったかと思いますが
途中からまったく出てこなくなります。
チョン・ナンジョン一応このドラマのヒロイン。
一応絶世の美女という設定。
そしてキム・アンロいわく「毒きのこのような女」。
これはけっこう言い得ているような気がしますね!
チョン・ユンギョムの側妻の娘として育てられますが
王族・巴陵君(パルングン)大監と妓生ケヒャンの間の子という設定。
パルングンが陰謀で追われた際、妊娠中のケヒャンは間一髪で逃れるも、
倭寇襲撃に巻き込まれナンジョンを産み落とした後、息を引き取ります。
通りかかったタンチュ僧侶がケヒャンから事情を聞き、
寺に連れて帰ったのがナンジョンでした。
側妻の娘(賎しい身分)として幼少時に辛い体験をしたため
(あの時代にしては致し方ないという面もありそうでしたし
それなりに大切にされていたようには思えましたが)
世間を見返してやる!と大きな野望を抱えます。
最初は妓生になるつもりだったところを
王妃の兄であるユン・ウォンヒョンに出会い側妻になることを決意。
ドラマ中では妓籍に載った正式な妓生の設定ではないと思いますが、
始終妓生房に出入りして朝廷の動きを探るなどに役立てます。
妓生房女将のメヒャン母が行方不明となりメヒャンが尼になった後は
ナンジョンが妓生房を任せられることになりました。
妓生房に住んだり宴席に出たりするわけではないのですが、
妓生ウォルヒャンを使って朝廷の臣下を陥れたりと暗躍します。
そして王妃にまとわりついていろんな策略を実行することで
(変装したり、証拠を捏造したり、毒を盛ったり)
後ろ盾のない王妃を支え続け、ついには王妃が政権を掌握。
免賎(低い身分を脱すること)を叶え、好き放題できる身分になりました。
ドラマの最後に自分の出生を知ります。
ドラマ的脚色を抜きにしたナンジョンについては
この記事もどうぞ。
ペヨン様のことではありません。
チョン家の下人の頭、執事とか番頭さんのような人です。
一緒に下人として働いてきたナンジョン親子とは長年の知り合い。
正妻の命令に従い、しぶしぶながら嫌がらせの手伝いをすることもあります。
ヤンピョン宅ペ執事と同じく、チョン家の下人の一人。
もちろんナンジョン親子とは長年の知り合いです。
で、最近のナンジョンの活躍ですが、変装ですよ。
宮廷の侍女とか、男装とか。
(私の時間軸における)今日は、医女になってケイヒン?様に面会でした。
それにしても、謎なのは、一応、「絶世の美女」なんでしょう?どんなに服装を取り替えても、そんな美人を見て、気がつかない奴ばかりというのが。
私が男性だからそう思うのかなあ。
(はい。私、一度あった美人は絶対忘れません。少なくともそういつもいっています。で、たまに失敗しますが。ははは。)