第26話 世祖の孤独
譲位を進めたヤン・ジョンへの厳罰を求めるハン・ミョンフェとシン・スクチュ。
世祖は「罰だけ?」と聞いたり「恩のある功臣を処分できない」と天邪鬼です。
席藁待罪を解かれた世子ヘヤン大君は王妃(貞熹王后)に叱られて再び土下座。
御宝を運んできたシン親子にも怒っている世祖は、そんな息子を放置しました。
「どうせ王妃の指示だろ?そのうち粋嬪も息子たちに土下座させるんじゃね?
重臣は誰も引き止めないし世子くらい土下座してくれないと面目が立たない!」。
殿下は私のかわりにハン・ミョンフェを処断するのだわ・・・と粋嬪(ジョン)。
ここで彼を救えば大妃の座を狙う私の強力な味方になる!ってことで大殿へ。
お茶を入れながら涙を流し、世祖に理由を聞かれるとこう答えて泣き崩れます。
「義父上は望んでなくても甥の命を奪いました。私の息子たちも危ないのです。
二人を支持して世子様を陥れる者も出てくるから宮殿と離れていたのです」。
世祖は孫を守る力のあるハン・ミョンフェを助けることにし、譲位も撤回。
お礼を言うハン・ミョンフェに「大妃にしてよね!」と恩を売るジョンでした。
辞職願を出したハン・ミョンフェに「ヤン・ジョンの首も差し出せ」と世祖。
ハン・ミョンフェは特に救命活動をせず、ヤン・ジョンは首を落とされました。
ホン・ユンソンとホン・ダルソンはハン・ミョンフェを超非難!していたのに
功臣に負い目を感じた世祖が左議政と右議政にしてくれると大喜びしてます。
しかし世祖は政治を承政院に管轄させることにし、二人は名ばかりの大臣に。
(このときの新領議政は名臣ファン・ヒの息子で中立派のファン・スシン)
実は“気の弱い”世祖はジョンのことが邪魔なのにハン・チヒョンを重用します。
いよいよソンイが冠礼(正式な女官になる儀式)を挙げる日が近づきました。
大殿から贈り物を下賜され、部屋を与えられて独立し、スタッフと宴を開き、
カクシムという使用人を置くこともできるとか(ただし後者二つはカネ次第)。
ってことでジョンがソンイの後見人を申し出て、大金をポン♪とくれました。
新婚の者山(チャサン)君が出てきましたね。幼い奥様はきれいなお顔です。
チャサン君が「かつて宮殿を追放された」と言っていると知ったジョンは、
二度と言ってはダメ!義父上は父上が反抗したのを忘れていない!と叱ります。
そして注目の昭訓ハン氏(世子の側室)の出産ですが、王子が産まれましたよ!
スポンサード リンク