第53話 苦悩と決断
宮殿に戻ったヤン尚宮は、オム昭容にも呼び止められ、チョン貴人の部屋へ。
装飾品をもらい、「大妃様の意向よ」と念を押され、虚偽報告を促されました。
ヤン尚宮は「廃妃(ソンイ)の家からは笑い声が聞こえ、肉を焼いていました」。
噂と違うわ!と王子を預かっている月山大君夫人パク氏がすかさず突っ込みます。
良心があるらしいナム尚宮はヤン尚宮の報告に異論がありますが何も言えません。
インス大妃(ジョン)は次の王妃を決めるために側室たちを召集して次々に面接。
正室を選ぶという大イベントなのに無視された大王大妃(貞熹王后)は不服です。
そんな折、二人目懐妊が判明したチョン貴人が「私が王妃ね♪」と歓喜するも、
ユン淑儀を新しい王妃(王子の母親役)に選ぶと決めているジョンは微妙な反応。
あくまでも王子を世継ぎからはずさないためにジョンが考え抜いた人選と知り、
なんて慈悲深いお方(涙)と月山大君夫人パク氏がカンゲキしまくっています。
ユン淑儀のまたいとこ左議政ユン・ピルサンが、世継ぎを変える活動を始めます。
ハン・ミョンフェと領議政チョン・チャンソンに、廃妃と王子の始末を相談。
でもジョンの意向を知るハン・ミョンフェは王子を消すことには賛同しません。
大王大妃や新王妃(貞顕王后)やハン・チヒョン(大妃従兄)や学者たちが、
ソンイと王子を一緒に暮らさせるようにとジョンや成宗にお願いし続けています。
成宗は「廃妃の助命を母上に頼むと逆効果だからあえて頼まない」そうですよ。
そんな中、ソンイの家の前には民が食べ物を届け、片っ端から捕えられました。
家の周りをうろついていたというソンイの兄も捕えられて罰を与えられています。
ハン・ミョンフェは「助けるにしても消すにしても二人一緒にすべき」と直言。
ジョンは殺生簿の話をして涙ぐみ、なんだかよくわかりませんが理解し合います。
次にヤン尚宮を呼び、もう一度ソンイの暮らしぶりを視察せよと命令しました。
前回はだまされたから今回はチョン尚宮も同行させるわ!と言われたヤン尚宮は、
ユン・ピルサンたちとグルになり事前にソンイに礼服を届けさせることにします。
王妃が下賜してくれたと聞いたソンイは、宮殿に戻れる!と大喜びするのでした。
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