第27話 功臣の危機
宮殿の片隅でチェ尚宮が内侍や尚宮をもてなしていると、王子誕生の吉報が。
(宴がお開きになったので)酒代が浮いたわ・・・とチェ尚宮がつぶやくと、
ソンイが「そんなことだから尚宮どまりなのよ」と口走っちゃいました。
そんな恩知らず発言をチェ尚宮は酔って聞こえないふりをしてやり過ごし、
ソンイを東宮殿に送ってくれるよう提調尚宮パク尚宮に頼み込みます。
そして冠礼を挙げて一人前の女官となったソンイにはっぱをかけました。
「王様は年寄りだから世子様のお手付きになるのよ!あと5年が勝負よ!」。
世子ファン(海陽君)に大君が生まれたので次世代の基盤を固めたい世祖は
官僚にさせるために科挙を受けさせたという王族・亀城(クィソン)君を重用。
ハン・ミョンフェに勝て!(=功臣を退けて若手で世子を支えろ)と言うと、
「じゃあ粋嬪(ジョン)様を遠ざけてください」と要求されちゃいました。
ちなみに亀城君は世宗の四男臨瀛(イミョン)大君の息子で、世祖の甥です。
この時代に亀城君とともに世の注目を集めた新進ナム・イも登場しますよ。
ってことで、お祝いを言うために宮殿に来たジョンに世祖は会わずにガマン。
王妃(貞熹王后)は火花バチバチな態度を隠そうともせず嫁に会いました。
ジョンは息子が分家したらウィギョン世子の墓の近くに引っ越すそうです。
さて、中央から何かと冷遇される北部の咸鏡道(ハムギョンド)で謀反発生。
首謀者は、亡きキム・ジョンソの配下だったイ・シエという土豪でした。
彼はまず地方長官(おそらく都節制使)カン・ヒョムンを手にかけたそうです。
世祖は若き亀城君を反乱制圧の総司令官に任じ、ナム・イを従えさせました。
その頃、領議政ファン・スシンは朝廷に届いたある告発文を読んでいました。
「ハン・ミョンフェとシン・スクチュがカン・ヒョムンと謀反を企てた」。
んなことあるわけないと思いつつ、領議政と都承旨シン・ミョンは世祖に報告。
功臣を後退させるチャーンス!!と思った世祖は、さっそく捕えさせます。
彼は姻戚ですよ!と王妃が救命を願うと世祖は「耐えてる粋嬪を見習え!」。
怒られた王妃は嫁姑バトルしにみずから粋嬪の屋敷に乗り込んじゃいました~
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