済州島の首医女チャンドクが『朝鮮王朝実録』に登場したのが2回(くらい?)なのに対し、チャングムのほうはもっと多く記載があります。興味のある方は、『朝鮮王朝実録』サイトで「醫女 長今」と入力してみてください。おそらく9件がヒットします。そして「女醫 長今」と入れると1件ヒットするので、チャングムについての記述が合計10件ほど発見できると思います。
なお、『朝鮮王朝実録』のサイトでは漢文表記も選べるので(この頃の知識層は漢文を使っていましたので原文は漢文です)、ぱっと見て感覚的に意味を理解したい方は漢文をおすすめします。で、『実録』に何が書かれているかというと、すでに書籍やインターネットでも紹介されているように、チャングムがご褒美をもらったこと、章敬王后のお産でとがめられたこと、医術がすぐれていたこと、中宗の病状を報告していることなどなどが記載されています。
このほかに注目したいのが、シンビ(信非)、ウンビ(銀非)、ケグム(戒今)など、ドラマに出てくる内医院の医女たちの名も登場することです。シンビはおなじみチャングムの親友、ウンビはチャングムにつっかかり気味だった先輩医女、ケグムは御医女さまですね。
ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」でのチャングムの生涯はほとんどが創作ですが、小さなところにリアリティがちりばめられていて、そういう発見もおもしろいですよね。
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