「大王世宗」あらすじ67話で、世子再婚というエピソードがいきなり登場します。
廃妃といっても世子時代のことなので
それほどの大事件じゃなかったのでしょうか?
ドラマにもまったく出てきませんでしたし、
資料で割かれている行数もそんなに多くありません。
「朝鮮王朝実録」によると、
幼くして世子に冊封され早くに結婚した世子は、
嬪宮となった金氏、二人目の奉氏を、過失のため廃位したそうです。
(67話にでてきたのは二人目の奉氏ですね)
続いて嬪宮になったのは、側室だった権氏。
彼女が後の端宗を生み、彼は文宗の後に王位を継ぎますが、
叔父の世祖(67話に出てくる首陽大君)に王位を奪われ殺されます。
(世祖からつながる血が「王と私」の成宗ですね)
「朝鮮王朝史」にはもう少し詳しく書かれていて、
最初の嬪宮である金氏は文宗より4歳年上で、
文宗は彼女を好きになれず近づかなかったところ
あの手この手で振り向かせようとしたそうです。
(ヘビが交尾の際に流した精気を手ぬぐいに浸したり・・・)
彼女はそれを知った世宗によって実家に帰され、
それを屈辱に感じた彼女の父は娘を絞め殺して自分も命を絶ったとか・・・。
次の奉氏も文宗の愛を得られず、おまけに側室権氏が寵愛されているのを知ると、
お酒を飲んだり宮女との間で醜聞を起こしたそうです(宮女との醜聞って??)。
それで世宗によって里に返されたとか。
文宗は、権氏が息子端宗を生んですぐに亡くなると、
その後は妻をめとらなかったそうです。
あと「王と私」では短すぎて端宗はほとんど後ろ姿だけだし、コンへ王妃をのろい殺した?端宗母の権氏ですが、字幕が「スヤンの仕業は忘れんぞ」でスヤン=スヤンデグン(首陽大君、世祖のこと)だと気づくのに時間がかかりました。
あと斉安大君と最初の正室とのエピソードも気になります(^O^)