王への不敬は大罪なので、大護軍チャン・ヨンシルを世宗が直々に裁くことに。
もちろん元東廠の長ワン・ジンも朝鮮側も、ヨンシルを守る作戦と見抜きます。
どうせ刺字刑(チャジャヒョン/罪名を入れ墨)と徒刑(強制労働)だろ・・・
と思っていたら世宗が杖刑の中で最も重い百叩きを命じたので一同びっくり!
“肉が裂け骨が砕ける”といわれる百叩きをされれば死んでしまうからです。
集賢殿にも驚きが走り、いつも通りイ・スンジが一番派手に怒り鞠庁へ向かうも、
晋陽大君(後の世祖)が止め、イ・スンジをある場所へと連れて行きました。
どさくさに紛れて文字創製をごまかすつもりか!?と怒りまくるチェ・マルリが
文字創製の証拠を明に渡そうと思って副提学チョン・インジに会いに行くと、
あの証拠の紙をちょうど燃やし終わったチョン・インジからこう言われました。
「階級意識よりも怖いのは惰性。誇るべき同僚のヨンシルが教えてくれた」。
晋陽大君がイ・スンジを連れて行ったのは、チョン・インジが待つ野原でした。
資料や簡儀台の爆破をチョン・インジに命じられると、イ・スンジは半狂乱。
しかし「ヨンシルが残した心を受け継ぐのがそなたの仕事」と説かれて黙ります。
実は晋陽大君はそのようすをシン・スクチュとソン・サムムンに見せており、
津寛寺の文字創製の研究室に戻ってくれるか・・・?と二人に頼むのでした。
審問場では、厳しい百叩きの刑が続けられ、あのヘ・スさえも直視できません。
中枢院副使チェ・ヘサンは思わず執行人をつきとばして世宗に泣きながら抗議。
世宗と心の中で最後の会話を交わしたヨンシルはやがて永遠の眠りにつきました。
(世宗24年にヨンシルは不敬罪で罷免となり簡儀台も景福宮から姿を消したそう。
朝鮮の天文観測は続き、独自の暦法・七政算(チルジョンサン)が完成したとか)
そして世宗の眼病が進んでいるようで(糖尿病ですかね)視力が低下しています。
ヨンシルが作った虫眼鏡みたいな拡大鏡を世子が渡し、世宗は泣いてけなします。
文字創製を認めない世宗に怒ったワン・ジンは、チェ・マルリに新王擁立を提案。
「朝鮮に内政干渉しないこと」を条件にマルリは承諾し、津寛寺を監視させます。
キム・ムンはシン・スクチュとソン・サムムンに大量の課題を与えて研究を妨害。
二人に世宗を手伝わせたい領議政ファン・ヒと集賢殿副提学チョン・インジは
同年の学士全員に賜暇読書(サガトクソ=研究休暇)を与えることにしますが、
ヨンシルを見捨てた人の命令には従わない!とハ・ウィジたちに反抗されました。
さらにマルリはキム・ムンとチョン・チャンソンの光州と安東への派遣を画策。
同調する仲間を集めるためだと推測した世子がマルリの罷免を世宗にすすめると、
いっそ集賢殿をマルリに渡しては?と領議政ファン・ヒが意外な提案をしました。
こうして副提学に昇進したマルリにファン・ヒは「学士の兼務禁止」を任せ、
それが自分の政治活動を防ぐためと察したマルリは賜暇読書を受け入れさせます。
舞と乙という文字を書き「ムウル♪」と昭憲王后が口ずさむと、世宗がピン!
「☆・☆☆ではなく☆・☆・☆だ!(朝鮮の言葉は1文字に3つの音がある)」。
朝鮮の母であるそなたが文字創製に貢献した!と世宗が妻の手を握るのでした。
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「チェ・マルリに集賢殿を渡しては?」という前、
どうも居眠りしてたみたいに見えたんですが…。
この、居眠りしてても的を射た意見を言うこととか、
あと歩き方や背中から首の辺りの感じとか、
ものすごくお年寄りっぽいですね。
始めの知申事をしていた頃と同じ方が演じていると
思うと、すごいです。
他は年をとってきても、割と足腰しっかりした感じなので、
(みな軍人だから?)よろよろさが目立ってます。