兵曹判書チョ・マルセンはファン・ヒに世宗が暦法を作ろうとしている件を話し、
一緒に譲寧大君を択君(テックン=臣下が王を選ぶ)しようと持ちかけました。
この会話を敬寧君が上王・太宗に報告すると「マルセンを謀反で捕らえよ!」。
が、そんなことは予測済みのマルセンはまったく動じず、ふてぶてしさ満開。
自分を捕えにきた右軍総制パク・シルたちを従えて上王に命令撤回を求めます。
重臣や役人はストライキを始め、世宗に対しても挑戦的で無礼な口をたたき放題。
そのうち地方官吏からも辞職届が届くことも予想され、代わりの人材はいません。
これが古だぬきどもの政治力だ・・・と同副代言ユン・フェが静かに怒ります。
中軍都総制チェ・ユンドクにチョ・マルセンの人物像を世宗が聞いてみると、
私が20年見てきた中でもっとも有能な兵判です・・・とその理由を説明されます。
彼は将軍だけでなく指揮官の特徴を熟知して適材適所に配置し全軍を安定させ、
人事も公正で、地方派遣の指揮官の家族に生活援助もしていて情に厚いのだとか。
部下が命懸けでマルセンを守るわけだと世宗は新たな評価をしているようです。
チョン・インジとチェ・マルリが勝手にファン・ヒを訪ね、そこに世宗も到着。
置いた書物をファン・ヒに「忙しい農民にそんな暇ありません」と拒まれた世宗は
「暦法をもてばヒマな農民を増やせる。また来るよん。三回は来ないとね~」。
世宗の言葉と残された『三國志演義』で、ファン・ヒは何かを察したようです。
彼は三顧の礼を尽くしてまで得るべき人材ですか?と聞くチョン・インジに、
余は今でも一番の政敵はファン・ヒではないかと思っていると世宗が答えます。
重臣が登庁拒否していると知った上王は、亡きシム・オンの言葉を思い出します。
「刀で臣下を斬り捨てたら、今度は自分がやられた。自縄自縛だな~・・・」。
軍権を王に渡しておけば軍部を敵にまわすことはなかったのかもと悔やみつつも、
それでもチョ・マルセンを始末しないと死ねない!と力を振り絞ろうとします。
敬寧君は上王の深刻な病状を世宗に明かし「マルセンを討つべき」と訴えました。
重臣の登庁拒否が続き、怒って飲んだくれた世宗がファン・ヒの前に現れました。
反対するより悪質なのは傍観者!だからそなたは最大の政敵なんだ!と怒鳴り、
こんなの三顧の礼じゃないねテヘ♪とつぶやいて内侍に抱えられて帰ります。
そして振り返ったファン・ヒの前には、上王・太宗がいました(豪華な来客陣!)
ファン・ヒを選んだ世宗の“見る目”を上王は評価し、ファン・ヒに協力を依頼。
自分にはその資格がありませんとファン・ヒは断りますが、上王はめげません。
彼が譲寧(廃世子)を支持していたことへの理解を示し、出仕を頼みました。
で「忙しい農民でいるのに疲れた♪」とファン・ヒが言い訳かまして朝廷に復帰。
ヒマな農民を増やしたければ王様は朝鮮の天の主になるべきです♪と笑います。
「そして国王の主は民だと思っている」「そのとおりです王様!」とほのぼの~♪
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