芸文館大提学ユン・フェの孫婿シン・スクチュがやっと出仕する気になったのは、
肝臓がんのユン・フェを激務で死なせたくないという他にも理由がありました。
領議政ファン・ヒが記里鼓車で来て、宮殿まで乗せながら、こう言ったのです。
「そなたの父は激務で病になっただけか?集賢殿に積まれているのは何だ?」。
が、いくら神童でも科試にも合格していないスクチュの集賢殿入りは怪しさ満点。
韻書、翻訳、語学堪能・・・というピースをつなぎあわせた集賢殿の面々は、
王様は文字をつくろうとしている!と文字創製計画に気づいてしまいました。
恐ろしい!代理聴政が証拠だ!阻止しなければ!と憤るチェ・マルリの前に、
女官ソサン&タンジが現れて“春の絵”を見せ、かくまってくださいと頼みます。
世子妃を脅し世子様を侮辱したのは死に値する!と考えるマルリは二人を拘束。
代理聴政を防ぐ切り札にしては?とチョン・チャンソンの提案は採用しません。
さて、世子妃ポン氏から女官との対食のことを打ち明けられた世宗ですが、
女官ソサン&タンジに事情を聞こうとすると二人は宮殿から逃げていました。
世子妃問題で苦悩する両親を見た世子は「廃世子にしてください」と願いますが、
王室の名誉よりお前が大切・・・一人で苦しませてすまなかったと父が詫びます。
鋳字所の地下にある文字創製室で、ユン・フェががんの激痛にもだえています。
シン・スクチュが痛みを紛らせるためにお酒を飲ませようとしているところに、
世宗がやってきたのに気づいたユン・フェが酔いつぶれたふりをしました。
新兵器の設計図がほしい蒙古オイラート部族がしつこく密使を要請してきており、
それを相談したかった世宗は「こんな大変な時期にまた飲んでるのか!」と激怒。
ですが、下賜された銀の杯を返して処分を請うユン・フェの体調を気遣います。
ユン・フェが蒙古に設計図を渡した帰り道、明のファン・チャンが現れました。
敵国に重要情報を渡したな!とユン・フェを責めるも、渡したのは水車の設計図。
するとファン・チャンは「ニセの情報で惑わせた東廠の責任を問う」と話します。
ユン・フェやシン・スクチュが近隣諸国から本を集めていると知ったマルリは
ついに世子に例の絵を突きつけ、隠したいなら代理聴政を拒めと求めました。
世子に聞かれた世宗は文字創製計画を認め、後は自分自身で決めろと話します。
世子は夜通し悩み抜いた末、堂々と政務代行(代理聴政)を宣言しました。
私は師匠である前に人の弱点を突く政治家だと警告したはずとムカつくマルリに、
容赦はいらないし私も退くつもりはありません・・・と世子が意思表明します。
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