イサンあらすじ37話の最後で、
英祖が「孝章(ヒョジャ)世子」の名前を出して怒鳴ります。
たしかにイ・サン(正祖)は米びつ事件で逝去した思悼世子(サドセジャ)の息子。
ですが思悼世子を死に追いやった老論派(正確には僻派)が
今度は“罪人の子(=イ・サン)”の正統性を問題にし始めたため、
英祖はイ・サンを幼くして亡くなった長男・孝章世子の養子にしたのです。
つまりイ・サンは伯父の養子になったということになりますね。
これを甲申処分というそうです。
ドラマでもわかるようにイ・サンは命の危機にさらされており、
世孫時代は読書室にこもって政治的発言を控えていたそう。
けれども即位すると長年の鬱積を晴らすかのように
「自分は思悼世子の息子である!」と高らかに公言しました。
かといって養父の孝章世子をおろそかにしたわけではなく、
即位後に真宗と追尊したそうです。
孝草世子が入っている相関図は
こちらの記事にあります。
韓国の放送で「王と私」の合間にほんの少し見た時で、
全話、最初から最後までしっかり見たのは
日本で初放送だったスカパーの衛星劇場です。
正祖時代のことを何も知らない私にとってこの時は、
サンは孝草世子の養子になったはずと字幕で見て、
孝草世子って生きてる人だと思ってました(^_^;A
「イ・サン」の細かいことについて分かったのはホントに
今のBSの放送があってガイドブックやネットの解説があるから。
ちなみに「善徳女王」も同じ状態です。
本当、ガイドブックなどがあると助かります\(^o^)/