第28話「母の宿願」
不貞を働いた皇后・趙飛燕に何の処分も下さない成帝に、皇太后・王政君は激怒。
今回は目をつぶってください!私の面子もあるのです!と成帝は必死に願います。
王政君は息子の意を汲んでやるも、今後は趙姉妹と会うなと言い渡し、
趙姉妹には、後ろ盾が定陶王太后(傅瑤)なのは知っている!と怒声を浴びせます。
なぜ密通しても処分されずに、たかが呪いで私だけ処分されるのよ!?と
廃妃された前皇后(許娥)が怒っているところに、王政君が久々に訪問しました。
趙姉妹の処分は時期尚早ゆえもう少し辛抱してほしい・・・という王政君の言葉を、
とうてい受け入れられない許娥(&姉)なのでした。
王政君は賢くて優しい班婕(班恬)に頼んで寵愛を取り戻させようとしますが、
合徳一筋な成帝は班恬に見向きもせず、呼ばないのに寝所に来るなと言い、
皇太后と彼女が一緒にいるところを目撃してさらに冷たく拒否。
絶望した班恬は遺書を書いて首を吊るも、発見した侍女により助けられます。
班恬を看病しながら、実は厳しい母上に反抗しただけなのだと打ち明ける成帝。
皇太后様は厳しいですが本当はやさしくて息子おもいの方です・・・と班恬。
冷静で賢いと思っていた班恬の愛情を知り、再び彼女を大切に思う成帝でしたが、
王政君は班恬がこれ以上傷つかないために長楽宮に連れ帰るつもりでした
勝手に決める王政君に成帝は怒り、漢王朝を崩壊させるのは王一族だ!と反発。
そなたが皇帝になれたのは伯父上が守ってくれたから!
私は懐妊中に何度も命を落としかけた!と過去の経緯を王政君が打ち明けます。
自分が皇帝になれた背景と母の深い愛情を知った成帝は静かに跪くと、
班恬に今まで冷たくした分を償う(&子作りがんばる!)と母に宣言しました。
危機を感じた趙姉妹は、定陶王太后(傅瑤)に助けを求めたようです。
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