第15話「和解と誤解」
意地を張って父・簫望之を救おうとしない簫育に王政君は必死に孝行を訴え、
簫望之を説得に行くも、恥辱に耐えられない簫望之はすでに毒を飲んでいました。
多忙ゆえに母をかえりみなかったことや厳しく育てたことを詫び、息絶えます。
投獄を拒むのではと心配していた!よくも我が師を殺したな!と元帝は立腹し、
簫望之の投獄を提案した石顕(せきけん)はひれ伏すばかり。
元帝は簫育に関内侯を継がせ、御史の職に任じました。
簫育と王政君の噂を耳にした傅瑤は、二人に嫉妬しつつも噂を広めさせます。
尹夫人と韋夫人が意地悪く話しているのを聴いた皇太子・驁は、
父・元帝に太傅(師)=簫育を変えてくれと頼み、母の愛人だと口走りました。
二人が先帝時代から思い会う仲で今でも密会していると側近に聞いた元帝は、
簫育が上着を王政君にかけてやる瞬間を目撃し、投獄を命じます。
簫育は投獄されてからも王政君の救済を求め続け、
石顕の処罰と父の身分回復をお願いしていただけだと説明。
自分のメンツのために処罰しようとしている元帝を責めるのでした。
噂に惑わされるのもよくないと思った皇帝は王政君に会いに行きます。
潔白なのに狼狽はしません・・・と請願もせず平然と機織りを続ける王政君。
噂や中傷をしたり嘘を真実と思わせるのが奸臣ですと静かに夫に説きます。
元帝は、噂を流した者を捕らえるという命令を出しました。
慌てて報告しにきた瓊(けい)に、落ち着きなさいとお茶を飲ませる傅瑤。
そのお茶には毒が入っており、傅瑤の兄は平然と人を殺す妹を嘆きます。
その頃、呼韓邪単于(にかんやぜんう)が漢王朝との姻戚関係を求めており、
匈奴との再戦を避けるため皇女のかわりになる後宮の宮女を探したものの、
北の砂漠の異民族に嫁ぎたがる者などいなかったそうです。
そんな中、みずから花嫁に志願して驚かせたのが、美人の王昭君。
肖像画を見た元帝は、こんな美女がいたのか!(&お手つきしたかった!)と驚き、
真っ直ぐな性格の王昭君は画家に賄賂を渡さなかったと王政君が説明します。
王政君は、元帝の側室になることを王昭君に何度もすすめていたようですが、
争いたくないし私が側室になるとあなたが疑われる・・・と拒まれたそうです。
王昭君の実物を見た皇帝は美貌に目を奪われ、呼韓邪単于も大喜び♪です。
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でも王昭君も王政君もそれぞれ同じ時代に生きたとされる人達なんですね。
先月までケーブルの衛星劇場でしてましたがすんごいドロドロストーリーでした。
それだけにお菓子をモリモリ食べる異色の馮媛は心の泉でした。
傅瑤も王政君ご立派な化粧ですが彼女はナチュラルメイクでも美人でどこかホッとさせられます。