第8話「皇太子の選択」
衣装と贈り物の理由を聞かれた王政君は、簫育に教えられたとおり、
雨宿りのために入ったある建物で見つけました・・・と回答。
その櫛は愛する司馬良娣が婚礼のときにつけた思い出の品で、
皇太子は彼女の棺に半分に折った櫛を入れたのでした。
殿下のお心は“折れた櫛”という啓示でしょう・・・と王政君は賢く答え、
これも天意・・・と、皇太子は王政君を妃にすると決めました。
王政君を気に入っている皇后は、やさしく歓迎の言葉をかけます。
辛いのは獄中の暮らしではなく死んだ友を救えなかったことですと話す王政君に、
おばと同じように張婕の毒牙にかかったのだ・・・と李元児のことを哀れみ、
側室・張婕を倒す機会を耐え忍びながら待っていると話します。
そして、永巷は女の戦場、時がたてばわかる・・・と妃の心得を説くのでした。
皇太子と王政君は楽団の演奏(簫育含む)の中、ささやかな婚礼を挙げ、
その夜、皇太子は、昭蘭!と司馬良娣の名を呼んで王政君を抱きます。
王政君の指導係として・尹夏(いんか)という厳しい女官がやってきました。
すれ違った傅瑤と王政君が話していると、すぐさま傅瑤に怒声を浴びせます。
「友を叱るな」「質素にしたい」という王政君に尹夏は頬肉をピクピクさせてます。
尹夏に怒鳴られ、王政君とも身分差ができ、惨めになった傅瑤は雨の中で大泣き。
傘をさしかけてきた簫育になりゆきでキスされちゃって白目むいてます♪
あきらめきれない傅瑤は、皇太子に近づきたいと再び張婕に頼み、
張婕は簫育を皇太后のそばで働かせることにしました。
この皇太后、可愛げのあるわがままばーさんですが、夜中に鏡に話しかけてます。
さて、王政君と皇太子は新婚の夜以来、イタしていないようで・・・。
王政君の悪口を言い、亡くなった司馬良娣が床上手だったなどと噂する尹夏。
偶然聞いちゃった王政君は、陰で言わず私に直接指導しなさいと言い渡しました。
その夜、王政君は付き人を下がらせて皇太子と二人きりになります。
昭蘭は蜜汁蓮子をつくってくれた・・・と相変わらず死んだ妃の話をする皇太子。
せめて粥だけでも食べてくださいと王政君がめげずに龍髭粥を出すと、
昭蘭の料理と似ておる♪と皇太子のお気に召したもよう。
医術のたしなみがある王政君は、龍髭粥が健康にもよいことを説明するのでした。
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