第25話「皇帝の座」
趙飛燕の身分ではなく徳がないのが問題と話す皇太后・王政君に、
皇后にすればお妃教育と称して厳しくしつけられます!と淳于長が押し切り、
飛燕は皇后に、妹の合徳は昭儀に昇進。淳于長も重用され始めます。
愛しているのは合徳のほうだが申し訳ないから(←恭王の件)皇后にした、
これからは婦道を守って後宮運営をしてくれと飛燕に打ち明ける成帝。
宴の席でいちゃつく二人を見て飛燕はジェラシーに駆られ、
武騎侍郎の燕赤鳳と言い合っているうちに川の中に落ちてしまいました。
太皇太后が崩御し、中山王太后(馮媛)と定陶王太后(傅瑤)が未中宮に集合。
王政君は、息子を亡くし善人に生まれ変わったかのような傅瑤に驚きます。
王政君のやつれた姿を見た馮媛は、後宮運営がうまくいっていないことを悟り、
菊花酒を味わう席で趙姉妹にかーなーりのあてこすりをします。
負けじとやり返してくる合徳に、温厚な馮媛が激怒して“無学な平民”呼ばわり。
妃と遊んでばかりの成帝にも会いに行って、皇太后への挨拶をさぼるな!と叱咤。
こうして成帝はようやく趙姉妹を従えて王政君に挨拶に行きます。
それでも馮媛は合徳に礼をやり直させたり魚の骨を除かせたりとスパルタ教育♪
合徳は青筋立てて怒ってます。姑根性は嫌だけど馮媛には拍手喝采気分でした!
廃位された皇后(許娥)は粗末な別宮で暮らし、布団も足らず寒さに震えており、
疑心暗鬼になり見舞いにきてくれた班恬を疑って追い出しています。
許娥と苦しみを分かち合いたいと王政君に訴える班恬。
王政君も心を痛めていますが、成帝が許娥を疑っていてはなすすべがないのです。
そして許娥の姉・許謁は淳于長に近づき、復位の仲立ちを頼んでいました。
成帝の合徳への寵愛は凄まじく、ねだられるままに新しい殿閣を与えました。
飛燕は純粋だがわがまま、合徳は昔の傅瑤にそっくりと王政君が姉妹を評します。
そんな姉妹はある日典医の診断により、“子宮が毒されている”と判明。
効き目がおだやかな毒薬を長年服用していたのでは?と言われます。
(肌息丸の成分・麝香には美容効果はあるけど女性機能を衰えさせるそう)
もちろんこれは、成帝に世継ぎをつくらせず自分の孫を皇帝にしたい傅瑤の仕業。
飛燕が文句を言いに行っても、傅瑤はぜんぜん動じずせせら笑うのでした。
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