文宗崩御後3日経っても即位式は行われず、宮殿にはいまだ兵が配備されたまま。
殯宮を兵で包囲するとはけしからん!と工曹チョン・インジが抗議しています。
右議政キム・ジョンソは内官をいためつけさせ、内官オム・ジャチ逮捕を命じます。
その理由は「王の臨終を看取ったあの男のひと言で天下が変わるから」。
でもってオム・ジャチが推していたホン貴人(文宗側室)の部屋が捜索され、
いい気味ねとばかりに恵嬪ヤン氏(世宗側室)がほくそ笑んでいます~♪
と思ったら恵嬪ヤン氏がオム・ジャチを匿っています!ますますおもしろい!
王族排除政策にヘソを曲げちゃった世子は、議政府の作った即位文案をガン無視。
首陽(スヤン)叔父上を連れてくるまで即位文なんて読まない!と反抗しました。
政治に干渉しないと言いつつ世子を操りやがって!とキム・ジョンソがムカーッ。
(キム・ジョンソと首陽大君は兵書を作るため世宗時代に一年以上働いた仲とか)
一方、王族の長・譲寧(ヤンニョン)大君は12歳の世子を頼りなく思っており、
お前にも王になる権利がある!と首陽大君に向かってかなりアブナイ発言をすると、
キムのやつめ!殺してやる~!とコーフンしまくりで飛び出しました。
にこやかに挨拶する領議政ファンボ・インを、「キムの腰巾着」と罵ってますよ。
私はキム・ジョンソ側ではありません・・・と首陽大君に打ち明ける恵嬪ヤン氏。
世宗大王に寵愛されて三人の子を生んだのにがないがしろにされてきた、
幼い頃から育てた世子が王になるのを見たいのですと話し(本心なのかは不明)、
今はキムに従って王位につけと世子に言ってください・・・と首陽大君に頼むと、
威厳を保つために世子様だけは屈してはならないのですと言われました。
その後「王の顧命は私に下されたと言え」とオム・ジャチに命じる腹黒恵嬪です♪
「叔父上さえいてくれたらキムの操り人形にもなる」と首陽大君に泣いた世子は
文宗の死から4日後にようやく即位し、6代国王・端宗が誕生しました。
ボク若くてわかんないから大臣たちに従うからね♪的な屈辱的な声明文のもと、
議政府署事制を認め、吏曹と兵曹の人事権も委ね、王族の権限が大幅に縮小。
キム・ジョンソに屈した形の王族を民は嘲笑し、首陽邸には嫌がらせが相次ぎ、
首陽大君息子の妻ハン氏と姉妹で同じく王族に嫁いだ桂陽(ケヤン)君夫人は、
父ハン・ファクに事態を愚痴るのでした。(桂陽君は世宗側室慎嬪キム氏の長男)
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