前王の死後三ヶ月たっても朝会も講義も行われず、王権は有名無実の状態。
議政府がすべてを取り仕切り、都承旨らが属する承政院も議政府の管理下でした。
食事(の毒)に気をつけろという首陽(スヤン)大君の伝言はスパイ内官にバラされ、
誰が毒を入れると!?と右議政キム・ジョンソがとっても不快がっています。
そこでキム・ジョンソは「情に流されず強い君主になれ」と説教に行くのですが、
キム・ジョンソを前にした端宗はぶるぶる震えまくりで王の威厳など全くありません。
その夜、キム・ジョンソが故・世宗との世継ぎにまつわる会話を思い出していると、
恵嬪ヤン氏(世宗側室)の指示を受けたオム・ジャチ内官が訪ねてきました。
崩御前に門を閉じさせたのは首陽大君を警戒したから!と訴えるオム・ジャチ。
前もって恵嬪にオム・ジャチの有用性を説かれていたキム・ジョンソは彼を殺さず、
やっとこさ宮殿の軍の包囲を解き、必ず王座を守ります!と殯宮で誓うのでした。
今回は安平(アンピョン)大君の策士イ・ヒョルロが大活躍ですよ。
(集賢殿に務めていた彼は、学問に打ち込むには知略にたけすぎていたそうです)
まず、領議政ファンボ・インに賄賂を渡し、逃げてきた内医らの家族の救命を依頼。
右議政と首陽大君を微妙にけなし、領議政と安平大君を結び付けようとします。
次に、官職の斡旋を禁じられた王族たちの困窮を訴える書状を安平大君に持たせ、
首陽大君に同行を誘って予想通り断られると、一人で宮殿に向かわせました。
即位文に書かれたことは殿下に話せば?とキム・ジョンソはけんもほろろ。
恥かいた!とこぼす安平大君に、これで殿下に会える♪とヒョルロが説きます。
さっそく安平大君が端宗の前で頼もしい叔父を演じ、官職斡旋のお許しをゲット。
こうして王族の中で人気急上昇!プチヒーローの座にのぼりつめちゃいました。
首陽大君の評判が落ちて安平大君の株があがるなんて我慢できません!と
桂陽(ケヤン)君夫人ハン氏が父ファン・ファクに愚痴をこぼしています。
父親の前でも平気で夫の桂陽君のことをけなす強妻っぷりですね。
世の中が首陽大君を忘れ去る中、クォン・ラム校理が首陽大君宅を訪れました。
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