ハン・ミョンフェが山寺で首陽(スヤン)大君とお初にご対面。
的確な人物評を聞いた首陽大君は、張子房(参謀)として採用することにしました。
殺生は避けるべきです南無阿弥陀~という僧侶のつぶやきがおもしろかったです。
ハン・ミョンフェは太祖時代の大提学ハン・サンジル(韓尚質)の孫で
月足らずで生まれて体が弱く「自分の人生はおまけだ」が口癖だったとか。
自宅(といっても夫人ミン氏の実家)に帰ると「鳳凰を捕まえたぞ!」と大喜び。
友人のヤン・ジョンやホン・ユンソンとともにさっそく飲み会をしてます。
イ・ヒョルロを罰したのは私的な感情からではありませんと首陽大君が端宗に説明。
恵嬪ヤン氏(世宗側室)がいちいち挟む合いの手を首陽大君はことごとく無視しつつ、
ヒョルロは安平の家僕に過ぎないが臣下を勝手に罰したことは事実です・・・と謝罪。
端宗はもちろん叔父を許し、その後ヤン氏は端宗に首陽大君の批判をしまくります。
ヒョルロの言動を王に伝えたくても常に恵嬪ヤン氏が傍にいて言えなかった・・・と
大殿を出た首陽大君をチョン・ギュン内官が追いかけて謝りました。
次に首陽大君は宮殿の各所をまわり、朗らかに笑いながら、やんわり謝罪。
しかし議政府には謝りに行かなかったため、兵曹判書ミン・シンが怒っています。
最後に首陽大君が訪ねたのは、安平大君と親交のある集賢殿学士のシン・スクチュ。
王座を夢見たことがないはずがないから安平大君に警告したいのだと話しました。
ハン・ファク(ハン氏の父)と桂陽(ケヤン)君夫妻が首陽大君を訪ねました。
「夫が死ぬ」という予言を気にするハン氏は姉(桂陽君夫人)に占いを頼んでおり、
「運命は変えられない」と言われ、現に夫(桃源君)は病弱なため、落胆します。
しかし姉は、生まれる子が王になるらしいという占いの結果を話しました。
一方、首陽大君とハン・ファクの議題は、「顧命謝恩使(コミョンサウンサ)」。
明の皇帝はなかなか勅書を渡してくれないので困難な役目とされていましたが、
首陽大君はみずから申し出てこの謝恩使の役目を買って出るつもりでした。
首陽大君の言葉を受けて、シン・スクチュが安平大君の家を訪ね、質問しました。
「書の達者な風流人だと思っていたのに権力の中心に立つつもりですか?」。
すると安平大君はある詩が書かれたキム・ジョンソからの手紙を投げ渡すと、
友達ならなぜオレと生死を共にしないのだ?とスクチュに問い返します。
その詩は「自然の摂理に従って暮らせば豊かな人生を送れる」という文面ですが、
歴史上はキム・ジョンソが安平大君に謀反をそそのかしたともされている詩でした。
帰り際シン・スクチュは集賢殿の仲間だったイ・ヒョルロに心情を問います。
実は過去にイ・ヒョルロが賄賂で罰せられたのは首陽大君の追及があったからで、
そんな自分を安平大君が拾ってくれたのだ・・・とおいおい涙を流すのでした。
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