顧命謝恩使(コミョンサウンサ)の任を終えて明から戻った首陽(スヤン)大君は
王の墓が崩れたというのに領議政と左議政が謹慎していることに激怒してみせ、
議政府が好き勝手して王室の威厳が弱まっていることを端宗の前で憤りました。
譲寧(ヤンニョン)大君(世宗兄)は首陽大君の手を取ってうれし涙で迎え、
錦城(クムソン)大君(世宗六男)の態度をまたまた叱り飛ばしています。
朝鮮に戻るなり存在感を示し始めた首陽大君に危機感を覚えた吏判ミン・シンは、
手を打たなければ首陽大君の世になります!と左議政キム・ジョンソに訴えます。
キム・ジョンソはいつか越えねばならない山・・・と覚悟を話すハン・ミョンフェ。
慎重な性格のクォン・ラムは忠臣であるキム・ジョンソを倒すことを不安がり、
私は今キム・ジョンソの真意を探っているのだ・・・と首陽大君が話します。
「殿下が成人したら勝手に政局を操ったあなたや一族をどうするでしょうね~?」。
イ・ヒョルロがキム・ジョンソを脅しながら、安平大君との結託を迫ります。
海州で兵を集めているという安平大君は、妓生パクピ(性格悪い)と飲んだくれ中。
そこへ都のイ・ヒョルロから「真剣勝負」というメッセージが届くと、
「大君様は酒色におぼれている」という返答を使用人に届けさせます。
さらにその使用人にわざと体罰を与えてノロノロペースで歩むようにさせ、
自分のほうが早く都へ着くようにするという万全の防御策をとるのでした。
古いだの縁起が悪いだのと理由をつけ、端宗に宮殿の移転を提案するキム・ジョンソ。
「王族には相談するな」「するなら恵嬪ヤン氏ではなく関係の近い淑嬪ホン氏に」など
王族と引き離して自分のコントロール下に置こうとするような助言もしました。
職を賭した老臣には勝てず、端宗は義兄・寧陽尉(ヨンヤンウィ)宅に移ると決めます。
さて、首陽大君は弓の名手だそうで、ご自宅でビュンビュンと弓を放っています。
ハン・ミョンフェがつれてきた監巡(カムスン)ホン・ダルソンの弓の腕をほめ、
ヤン・ジョンは剣が自慢で、ユ・スはヤリが得意と聞いて満足そうな表情。
そんな首陽大君のところに、宮殿帰りのキム・ジョンソが訪ねてきました。
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