今の職に不満などありません・・・とハン・ミョンフェが話し始めました。
「だって近い将来首陽(スヤン)大君は司僕寺(サボクシ)の馬に乗られるでしょう?
大慈庵(テジャアム)での言葉は天下を取りたいという意味ではなかったのですか?
殿下がしっかりしたら、そのつもりはなくても首陽大君は攻撃されますよ・・・?」
冷たくした詫びに酒でもと思って呼んだのに説教されるとは・・・と首陽大君は笑い、
「農夫が大木で雨宿りをして礼を言い、冬になると大木を薪にして燃やした」という
亡き父(世宗)に教えてもらった故事を引き合いに出してからこう話しました。
君主は肉親をも殺してきた、私はその器ではない、毎晩悪夢を見る、
そなたは王の馬の世話を続けろ、運命だと思え、多くの血が流れたではないか・・・。
その言葉通りには受け取らず、ルンルン気分で大君宅を後にするハン・ミョンフェ。
ハン・ミョンフェの足取りは軽かっただろう・・・と首陽大君もつぶやいています。
再び大業を試みよという意味だと首陽大君の言葉を解釈するハン・ミョンフェに、
殿下がみずから退くのを望んでいるのでしょうとハン氏(首陽家嫁)が話します。
永豊君が錦城大君やキム・ジョンソ派を誘い、首陽大君を討つ計画を進行中。
その首陽大君はといえば、伯父の譲寧(ヤンニョン)大君の屋敷を訪ねると、
“狡猾な側室”を追い出すために宗親府をまとめてくださいとお願いしました。
さて宮殿には、新しい王妃(定順王后)の両親が初訪問しています。
父ソン・ヒョンスは官職を固辞し、いまだ“倉庫番”の仕事を続けていました。
夫人が御医の診察を受ける間、端宗の親政を急ぐ王妃に父親が言い聞かせます。
王妃に選んでくれた首陽大君とはくれぐれも敵対しないように・・・と。
朝会と經筵(=君主の大切な日課)を開けと王妃が都承旨にテキパキ指示。
“学問が未熟な”端宗に勉強させ、傍で見張る教育ママゴンぶりを発揮します。
端宗が居眠りをすると「君主が怠けるとあのように民が苦しむのです・・・」と、
若い内官にチョン・ギュン内官をビシバシと叩かせる遠まわしスパルタ方式!
王妃こわっ!とは端宗は思わず、ボクがんばる!とヤル気になっているようです~
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