権力を手にしたのに何も成し遂げていない、キム・ジョンソと変わらない・・・と
首陽(スヤン)大君がつぶやくのをにこにこと聞いていたハン・ミョンフェ。
帰り際、「大君がようやく決心なさった」という伝言をハン氏に届けさせます。
粛正の重責を担った大司憲チェ・ハンに相談された右副承旨クォン・ラムが答えます。
「上書の通りに報告してください、書かれた全員が殺されるわけではありません、
これは歴史の必然です、私も悩みましたがいくら考えても選択の余地がない、
大君がいなければどうなりますか?幼い王には混乱をおさめられません・・・」
その言葉に納得したのか、次の朝、チェ・ハンは端宗に謁見を申し入れました。
首陽大君が望むならたとえ私の命でも差し出してくださいと王妃(定順王后)が助言。
しかし、錦城(クムソン)大君と恵嬪ヤン氏の処刑を求められた端宗は断固拒否。
宮殿の門を閉じさせて王妃も門前払いして大殿にこもりました。
首陽大君に異議を唱える者が一人もいてはならぬ・・・と話すハン氏。
大臣たちの不正を一つ残らず調べろと司憲府掌令ホン・ユンソンに命じます。
桃源君(トウォングン)も状況を察して、もう引き返せないと覚悟を決めたよう。
首陽大君が決心されたのなら我々の進むべき道は二つに一つですよと
都承旨シン・スクチュが学者仲間の左議政チョン・インジを説得しています。
あなたたちの不正を大君が見逃してくれたのですよ!とユンソンは大臣らを脅し、
その大群になんとチョン・インジも加わって端宗の説得に向かうと、
先客の吏曹判書チョン・チャンソンが大声で叫びまくっていました。
自分の身がかわいい大臣たちはこぞって錦城大君の処刑を求め始めます。
その座り込みの場に、死を覚悟した錦城大君が現れました・・・!
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