誰も信用せず誰も近づけないでくださいと涙を流して訴える右議政キム・ジョンソ。
恵嬪や淑嬪や内官と離れるのはいいけど首陽叔父上との会えないのはイヤだ!と
プチ反抗していた端宗が最後には「叔父上と決別するから守ってくれ」と頼みます。
首陽大君と離れることが彼の命を救ったことになるのです・・・と老臣は答え、
安平大君の動きを封じるための人事案を見せて端宗に承諾させました。
こうして鈴川尉(ヨンチョンウィ)ユン・サロが崇徳大夫(テブ)に、
チョン・ブンが右議政に、キム・ジョンソが左議政に昇格します。
あわせて首陽大君息子の妻ハン氏の父ハン・ファクが左賛成(チャチャンソン)に、
集賢殿出身のチョン・インジを判中枢院事(パンチュンチュウォンサ)に、
ホ・フは左参賛(チャチャムチャン)、イ・サチョルは右参賛(ウチャムチャン)に、
キム・ジョンソ配下のチョ・グックァンが兵曹判書に就任しました。
そして都庁の工夫たちは引き上げられ、もとの宮殿警備の任務に戻ります。
これは安平大君と領議政ファンボ・インへの権力集中を防ぐ巧妙な人事だそう。
自分が不在にすれば反対勢力が分裂するという首陽大君の予測どおりなのです。
君主の威厳を示されました!と端宗の人事決断を大絶賛したオム・ジャチ内官は、
恵嬪に情報を隠し、三者が争う限り王に危険は及ばないと淑嬪に説明しました。
忠臣も兄も殺せない!とビクついて何も起こせない安平大君にミン・シンがあきれ、
恵嬪も立場を決めかねる中、この人事が安平大君の形勢を一気に不利にしました。
集賢殿の学士たちは、チョン・インジが閑職に就かされたことに憤っています。
首陽大君息子の妻ハン氏も、ハン・ミョンフェも、今回の人事を聞いて高笑い!
今後は政治に興味を持つな!と父ハン・ファクに言い聞かされたハン氏でしたが、
政治するには隠れ家が必要よね?とハン・ミョンフェに声をかけて感嘆させます。
そのハン氏の姉(桂陽君夫人)は「妹が王を産む」と予言されました。
端宗はパク尚宮を首陽邸へ送り、キム・ジョンソとの約束は本意ではないと釈明。
嫌がる安平大君には「(愛しい)叔父上を迎えに行け!」という王命を下しました。
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