血統が正しいのは月山君や者山君よ!と粋嬪ハン氏がメラメラと語り始めます。
懿敬(ウィギョン)世子が死んだ途端に海陽大君を世子にした殿下が恨めしい!
あの頃は殿下はまだ元気だったから世子冊封を急ぐ必要はなかった!
海陽大君は月山君より4歳年上なだけ(だから月山君でもいいでしょ)!と主張。
息子の病気を気遣えと言って義母は初夜の儀すら禁じた!(
このことでしょうか?)
気の強い嫁だと私の悪口を言ってた!と王妃(貞熹王后)への不満も吐露しました。
夢が実現するまで誰も信じてはいけません・・・とハン・チヒョン(粋嬪従兄)。
同じ船に乗ったハン・ミョンフェの側を離れるなと指示した粋嬪は、
者山君(チャサングン)だけを連れて宮殿へ世祖の見舞いに向かいました。
月山君(ウォルサングン)夫人パク氏が不満気に見えるのは気のせいでしょうか?
粋嬪ご一行を宮殿に入れるのを渋る門番を、者山君が威厳たっぷりに一喝します。
大殿では、世祖が薬を拒否し、魯山君の件で自分を責めていると王妃を罵った後、
世子の補佐は3人いればいいと言ったな?と亀城君(キソングン)に問いかけ、
だが世子を支えるだけの権力がないではないか!忠臣が千人いようとも
権力がなければ泥棒一人捕まえられないのだ!とおいおい泣いていました。
さて、右議政ハン・ミョンフェは勝手に兵を動かして警備を強化していました。
都承旨シン・ミョンがそれに反発を示し、父スクチュとプチ揉めしています。
そのシン・ミョン、ユ・ジャグァン、亀城君の若き3人は功臣を倒す対策を練り練り。
シン・ミョンはユ・ジャグァンをいまいち信頼しきれていないようすですね。
ユ・ジャグァンは庶子ながら世祖に寵愛され破格の待遇を受けていたそうです。
大荒れして眠りについた世祖が目覚めると、そばには孫の者山君がいました。
発疹の出た手を厭わず握り、涙を拭いてくれる幼い孫の姿に感動したのか、
世祖は薬を飲み、者山君が差し出す匙で重湯を食べるようになりました。
喜ぶ王妃は、夫が暮らした東宮をくださいという粋嬪ハン氏のおねだりを快諾。
次に粋嬪ハン氏は、月山君と者山君をお救いくださいと泣いて世祖に願い、
ついにミョンフェを領議政にしてもらうことに成功しました。ハン氏すごい!
ハン・ミョンフェを大殿に呼んだ世祖が怒ったように王命書を投げ与え、
その座は私の息子の妻からの贈り物だ!と言って笑います。
世祖が王位について12年後に手に入れた領議政の座に、ミョンフェ高笑いです~